数は力
僕は、校内の政党が数は力という論理で動いていることを知っています。数というのが、総合点ということなんです。総合点は、人数が一定数であることから一人一人の点数が重要なのです。だから、頻繁に勉強会が開かれています。後は、一人が教師的な役割をします。その役割は、トップの成績の人が行います。
それで、勉強が力という論理が成り立っているんだ。
まあ、最上級生がやることが多いんだけど、同級生の教え合いも盛んに行われています。
校内の最大勢力の僕達゛緑の社会"は全生徒の5割5分しかいませんけど、生徒会で6割を占めているのは点数票制度のお蔭です。僕達の勢力に頭の悪い人がいないとは言えませんが、勢力別の平均点では、緑の社会が断トツです。
サイドアウト
足利サイド
俺の政党“おれたち”数は少ないのだが、平均点は2番目に高いのだ。それに加え、公暗の上位10人の支援を受けている。
サイドアウト
自由資本サイド
前回は、たった1つの生徒会での議席しか取れなかった。それゆえ、平均点を上げる(公暗の支援をしてくれる人の平均点を加えて)しか、残れない。わけても、維新に持っていかれているのに。
サイドアウト
維新サイド
俺は、退学した女子の後に党首の座に就いた。一議席も取れなかったが、平均点がブービーでは当たり前か。
サイドアウト
共産サイド
私達は、前回2議席を占めた。過去最高である。人民党もある中では健闘した。
サイドアウト
人民党サイド
俺は、維新と似たような状況だ。だが、人数が少ない分だけ、共産の躍進を邪魔できなかった。
サイドアウト
一丸サイド
再び、僕。利之と夜叉節さんは僕達の校内政党の2トップです。僕は、保健体育の成績が悪いので、平均点は高いんだけど、2トップより大分下です。と、言っても5位~10位の間を行き来しているんだけどね。保健体育は40~50点の成績です。前は、0点が当たり前でした。
僕の成績の逆を行く人もいます。ほぼ、維新に居るんだけど。夜叉節さんと利之の成績の逆を行く人は退学することになってしまうでしょう。だって、全ての試験で0点なんてあり得ませんし。
僕は勉強をしなくても80~90点を取れるよ。(保健体育を除く)利之と夜叉節さんは、保健体育も勉強をすることに全力で行います。
サイドアウト
三年サイド
俺達は、緑の社会という会派の将来性を心配しているんだ。(他の会派も同じだろうけどね)今の比率でいけば何の心配事もないのだ。
サイドアウト
一年生サイド
僕達は、緑の社会の中心にいるんだろう。3月の後輩の勧誘を行います。これは先輩も僕達にした様にすればいいんでないか?でも、僕達にできるかな?不安が募る。これは、伝統ある行事ですよね。
僕達は先輩の後継、先輩は更にその先輩を目標にできるかな?でも、繋いで行くのが伝統ですよね?伝統を僕達の代で終わらせない。そう誓った。




