特定外来種委員会
僕は、第二委員会室にいます。特定外来種を収穫して利用する方法の議論をすることになっています。今回は、植物限定です。
僕「植生再生工によって導入した種、それ以外の種で議論をしませんか?」
共産「あい、わかった」
僕「まず、草です。スズメのヒエ、スズメガヤ、ウシノケグサ、シロツメグサ属の牧草類は輸入飼料の替わりに出来ます」
資本「輸入飼料を扱う商社を潰すつもりか?」
僕「確かにその懸念はあると思います。しかし、収穫が出来なくなったら必要な会社になると思います」
公暗「なるほど、収穫利用することはわかった。しかし、収穫する時期についてはどうでしょうか?」
僕「基本的には花の咲く前に根元より収穫したいんです」
草についてはもうこのくらいでいいよね。植生再生工以外は後程致します。
僕「次は木です。唐ネズミモチ、イタチハギ、ニセアカシアについては、イタチハギとニセアカシアは肥料に使えます。(窒素固定をするし、体内に取り込んでいるからね)トウネズミモチについてはパルプにしてみましょう」
資本「本当はトウネズミモチについては決まってない様な印象を受けるが?」
僕「はい、建設材や家具にも使えるのではないかと思います」
公暗「それ以外の種もその用途に使えると思うが?」
僕「はい、建設材や家具にも使えますが、その他の部分を肥料にします」
共産「端材を肥料等に使うということか?」
僕「はい、その他箸を採れると思います」
次は、植生再生工以外で入って来た種についてです。
僕「では、植生再生工ではなく入って来た種にうつりたいと思います。まずは草です。キショウブ、アメリカセンダングサ、セイダカアワダチソウ等についてです」
資本「そいつらが日本に入って来たのは何故か?」
僕「これらの種の個体は自分の意思で入って来た訳ではなく、人間の経済活動の為に連れて来られた、ある意味で拉致被害であります。植生再生工で入って来た種も同様です」
公暗「今後、どうするのであるか?」
僕「セイダカアワダチソウはパルプにします。キショウブとアメリカセンダングサは肥料に使えます」
共産「具体化する時期を示せ」
僕「今年中には具体化します。協力してください」
次は木です。
僕「アメリカ楓やポプラ等街路樹等に使われています」
資本「いつ、そんな問題がわかったのか?」
僕「1990年代前半辺りであると聞いています」
公暗「利用方法は具体化しているのか?」
僕「炭や家具、建設材としての利用を考えています。具体化はまだです」
共産「具体化はいつ頃迄にするのか?」
僕「今年中にします。協力してください」
何故かそんな答えになってしまうのが悔しいんですけど、僕の力が足らないばかりにこうなってしまった。
サイドアウト
共産サイド
私達は、与党を苛めるつもりはない。むしろ、協力をして助けたいと思っている。総理の策略である可能性は否定できないが、自党の幹事長を副大臣として答弁させるのは可愛さで我々に協力をさせる為であるんだろう。




