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高校生幹事長   作者: 源綱雪
二年生編
139/240

通常国会開会

僕は、利之と夜叉節さんを起こして、姉さんが作った御飯を四人で食べています。僕は、姉さんと食べることが多いので、4人は大人数と思えるくらいです。一人で食べることもある僕は、愉しい朝食を過ごすことになった。

食べ終わると僕達幹事長は仲良く登校した。先生から連絡事項が告げられました。

「本日より、通常国会が始まる。よって、虹、前田、夜叉節、亀井は午後から居ない。政務官5人も同様だ。午後からは、保健体育をすることになった」

そして、休み時間ごとにだっこされた僕。しかも、女子にね。相変わらず、ショタコンの方々の様です。

午前の授業を終えると夜叉節さんと利之と亀井さんと一緒に国会開会式に出た。その前にお昼を食べたのは言うまでもありません。

天皇陛下のお言葉の後に施政方針演説がされている。

「余は、大学(院を含む)無償化を法律に従い実施する。また、廃線した地方の鉄道の再生、新規路線の着工を行いたい。さらに、人間の健保一体化、動植物の健保を続けます。新幹線の早期開業に努力する。また、社会実験データを公表し、本格実施に繋げたい」

次は、財務大臣による、財政演説です。

「来年度の収支の見込みは税収増が見込まれ、国債は30兆円以内に収まります」

あれ?それだけ?

環境大臣「我が国の植生再生技術は、1970年を境に苗木から種子の導入へと代わりました。その時に外来種を入れることになった。その関係で今の特定外来種の問題の一部を結果的に起こしております。こうした環境問題の解決をして参りたい」

次は経済産業だね。

「我が国の経済情勢は、需要供給のバランスが取れて来ており、供給力の低下による値段(工業製品)の上昇による業績の改善とそれに伴う賃金の上昇により、個人消費の拡大が続いており、順調だ」

代表質問に入ります。

資本「一つ目は、大学授業料無償化の政策費用の捻出について伺いたい。二つ目は、地方公共交通の整備の財源について。三つ目は、外来種の種名について」

総理「大学授業料無償化は、今回の税収増で財源は確保しておる。地方公共交通の整備は建設国債で無利子国債を活用する。外来種の種名であるが、草については、ウシノケグサの類(例:オニウシノケグサ、オオウシノケグサ)、スズメガヤの類(例:シナダレスズメガヤ)、スズメノヒエ類(例:アメリカスズメノヒエ)等、木については、クロエンジュ(別名イタチハギ)、唐ネズミモチ等である」

環境大臣「植生再生技術以外では、砂丘の緑化に針えんじゅ(通称ニセアカシア)。何の為に入れられたのか不明である(鑑賞用?)が、セイダカアワダチソウがおる」

次は、公暗です。

公暗「無利子国債とは何か?また、それを引き受ける者はおるのか」

財務大臣「利子の要らない国債である。引き受ける者はおる。主に国内の銀行であるが」

次は共産です。

共産「施政方針はわかった。我々に出来ることはないか」

総理「ありがたい申し出であるが、余の政権の監視と間違いの指摘をして頂ければありがたい」

次は、月です。

月「私達の利権は確保しているのか」

総理「利権は確保しておらん、しらん」

次は、社会自由です。

社会自由「私達の政策を遂行するための予算は如何程であるか」

財務大臣「高校授業料無償化は5800億、大学授業料無償化は6800億である。新幹線の社会実験は、JRに任せてあるために不明である」

次は国民です。

国民「郵政改革はどうなっているのか?また、地方公共交通については?」

総理「郵政改革については、もう少しで完成する。地方公共交通は今からである」

次は、僕の党(自由生命党、略称:自生)

「人間の健保の一本化にはどのくらいかかるのか?また、何処まで動植物の健保と一本化の議論は進んでいるのか」

総理「人間の健保一体化は、後二年でなんとかなる。動植物の健保と一本化する議論は、まだ緒についたばかりである」

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