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高校生幹事長   作者: 源綱雪
二年生編
135/240

大晦日(東京)

私(夜叉節)は、利之と一緒に大掃除をしています。互いの家の掃除を終えると別れて、私は母と御節料理を作った。利之はお風呂に入っているのかもしれない。私は、風呂屋には、この後に行く予定よ。

サイドアウト


総理サイド

余は、横川の駅の近くに作った新幹線駅で、開業式典に出ている。まあ、安中秦名の駅は閉めるのであるが、新年から社会実験する。

余は、開業式典が終わると、公邸に行き忘年会を行った。忘年会に、虹姉弟が来ないのが寂しくもあるが、一年の最後と新年は実家で過ごせば良い。

忘年会を終えると、9時を回っており、余は風呂に入った。公邸もこんな時は便利である。息子は議員宿舎で今日を過ごしておる。

余は風呂の中で、新年度に内閣改造をするために、ポストを考えている。虹の姉は、官房長官でいいだろう。これは、組閣の時にやりたかったが、流石に子育て(?)をしており、その子を幹事長にした手前やりにくい人事であったのだ。となると、今の官房長官をどうする?選択肢は3通りだ。

1.官房副長官

2.党の総務会長を新設し、初代に任命

3.国対委員長に任命

余は、1が妥当であると考えておるが、2や3もいいだろう。

防衛大臣は、今回も高校生で行く。亀井は受験生であるので、強制的に交代する。そういえば、稲葉君という子がおり、幹事長の学年の一つ下であったな?よし、亀井の後任に決定する。

亀井はどうするか?国民党に一任しよう。

サイドアウト


松平国民党代表サイド

今しがた、総理から連絡が入った。亀井の処遇だが、俺は、一般党員に戻って戴こうと思う。政調会長は今のままで行くのが良いで有ろうしな。新年に本人へ伝えれば良いか。

サイドアウト


亀井サイド

ウチは、大臣室の掃除を午前中に終えて、家の掃除をしていたの。持ち帰っていけないものが出てくることはなかったのは良かったんだけど、大臣の辞令書が、机の上に未だに残っている。あんまり帰れなかったの、大臣になってからというもの。大臣になった時の嬉しさといったら言葉で言い表せないくらいだったわよ。天下を取った武将の様にね。来年度は、ウチ、受験生なのね。もしかしたら、校内の生徒会選挙に出馬できる最後のチャンスでしょうか?

そんなことを考えているうちに掃除は終わり、今、御節料理を作っている。ウチ、料理上手になっていないみたい・・・母に替わってもらって風呂に入った。

風呂の中で、ウチの料理の腕を上げる方法を考えている。秀子に教えてもらうって手を忘れてたわ!秀子の料理の腕は見事だったわ。お風呂を出ると、夕飯を食べるの。美味しいわ。

これを、明日より、3日間食べるのね。幸せを感じるわ。

サイドアウト


利之サイド

俺は、明日は秀子と一緒に初詣に行く。どこって?明治神宮に決まっているではないか。そうと決まったので、秀子にメールする。

内容

明日、10時に原宿の入り口で会おう

返信

OK、おめかししていくわ。私、結構大人っぽくなっているかもね。

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