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高校生幹事長   作者: 源綱雪
二年生編
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大晦日


僕は、大掃除をしています。よしちゃん、静君も来てくれています。議員宿舎?クリスマスの前に終わらせたよ。議員宿舎は、余り広くなかったし、物も少なくゴミや、汚れも直ぐに取れていたんだ。元々、生活の拠り所としては、不自由なところですし、ご飯と寝る為に居たようなものでした。それに比べると実家は、大掃除の遣り甲斐があるんだけど、普段から綺麗に使われているために、僕の部屋と姉さんの部屋を掃除するだけでよかった。僕の部屋は、六畳もない。姉さんも自分の部屋を終えて、御節を作っている。ベロベロを作っているんだ。僕は先に風呂屋に行かせてもらった。もちろん、よしちゃんと静君と一緒にね。姉さんは、後から風呂屋に来るんだって。

僕達は、年の暮れを実感しています。

お風呂屋から帰ったら、夕食を食べて、年越しうどんを食べたんだ。本来は、蕎麦ですけど、アレルギーで食べられないんだ。

うどんを食べて、僕は紅白を視ている。姉さんは、風呂屋に行っているんだ。

サイドアウト


姉サイド

私は、風呂屋に来たわ。ここでカノンさんとお話をしたかったの。実の息子の赤ちゃんが、どんな風に育っているのか知りたかったのもあるんだけど。

「カノンさん、赤ちゃん可愛いわね」

「あ、一丸のお姉さん。こんばんは」

「こんばんは、いつもお風呂は赤ちゃんと一緒?」

「はい、可愛い子ですから」

「私も、一丸ちゃんが赤ちゃんだった時は一緒に入っていたことを思い出したわ」

「そうなんですか?」

「今も一緒に入りたいんだけど、あの子が恥ずかしがって、嫌がるから入れないわ」

「私も一緒に入りたいわ、義文とだけど」

「なんで恥ずかしがるのかしら、幼いみてくれなのに?」

「一緒に入ってないの?寝てしまった時に入れればいいのに」

「その手があったわね」

私達は、風呂屋を後にした。

サイドアウト


一丸サイド

姉さんが帰って来たんだけど、まだ紅白は続いている。AKCは終っているんだけど、姉さんの好きな和●さんや大とりの○島さんの番にはなっていないんです。姉さんも一緒になって、紅白を視ています。姉さんは団扇をもって盛り上がっている。国会では見せない僕だけが見る姿です。しかも、毎年見るんだ。弟の特権だね。テレビでは、中盤に差し掛かり、ニュースを挟んでいる。僕達の知っていることばかりのような気がする。

ニュースが始まると、姉さんは納得しています。僕は姉さんに聴くと、逐一説明をしてくれる。

そして、紅白が再開した。僕の分かる歌もあるんだけど、どんどんわからない世代のものが増えてきた。姉さんは、分からない歌はない位に知っている。少しづつ演歌の割合が増えている。僕はもう眠たくなっている。もう、上下の瞼がくっつきそうです。でも、紅白が終わるまで寝れないんだ。布団は敷いてあるんだ。


紅白が終わる時間になり、除夜の鐘の音がしてきたので、寝てしまおう。おやすみなさい。姉さんには、いいお年をなんて言って、寝てしまった。

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