5月始め
上京した次の日…早速、幹事長の会合を持った。
「今日は、郵政民営化の見直しについてだ」
「詳しくはわからないけど、説明をお願いいたします。利之」
「ああ、まず、このプリントを見てくれ!!」
「「あっ、そういうこと」」
「理解が速くて助かる」
「で、僕達は何をすればいいの?」
「まあ、5月中に、郵政民営化の見直し法案の成立に同意してくれ」
「「了解」」
「次に、各々の党の国対委員長にこのプリントのコピーを渡してくれ」
「それだけ済んだら、俺のところに来てくれ」
さすがのリーダーシップだね!!僕には真似出来ないし、自党のマニフェストの自覚何だろう!!その後、党に行って国対委員長にプリントのコピーを渡して、さらに会議に戻った。
「さて、僕たち2人は中間テストの勉強だよね?」
「ああ、一丸」
「私も中間テスト近いから」
「そ…そうなんだ」
ところ変わって、国会
「郵政民営化の見直し法案の意義は、地方の利便性とユニバーサルサービスの維持することである。」という、趣旨説明から法案の審議が始まりました。
僕たちは、保健体育がないので、比較的に楽に勉強をしていた。
そして、次の日…
『オギとススキの異なる点は何か?』
あっ、これは簡単!根本が株で生がススキで、オギは1本づつ生えている。
テストが終わって…、帰ってきた結果は、僕は英語を除いて満点(英語95点)、利之君は、全て98点だった。
法案の審議が衆議院の委員会で始まりました。
野党第一党の自由資本党の意見は、郵政民営化の仕方の変更を認めないということらしい。なんせ、自党の仕方に間違いはなく、最高のものとしているんだって。
次に、共産党だけど…プリントを見て読んだ後、理解をして賛成してた。
公暗は、自由資本党に同じです。
そして、自由生命党、社会自由党、国民党は言わずもがな。そして、賛成と反対の双方の論議が終わって、委員会採決され、本会議に出された。参議院でも…同様のことになっている。この法案の審議をしなければいけなくなった原因は4年と少し前の郵政解散だった。
~総理の回想~
2月の終わり、予算案成立した時に、郵政民営化法案が参議院で否決したことが引き金になって解散をされた。当時の2大政党(自民、民主)が分裂し、自民の郵政民営化賛成派と民主の郵政民営化賛成派が纏まり自由資本党になって、自民の郵政民営反対派は、国民党と自由生命党になって、民主の郵政民営反対派は自由生命党に合流した。余は、緑の会議の議員だったが、自民から来た議員に協力をしてやった。まあ、自民と民主は、もっと分裂してできた党は多かったな…
~回想終わり~
そして、今日がある
そして、官邸では
「5月の半ばには成立させられそうだな?」
「成立することはいいけどね、後半に何をすればいいの?」
「大学授業料無償化でもするか?」
「機会があれば、是非!!」
サイドアウト
夜叉節サイド
私、中間テストをしているのです。
これは私の得意な問題よね。何ていったって間違えようがないじゃない!!こんな数列
《1、2、4、8、16、…この数列の一般項と数列の和を求めよ》
An=2^(n-1)
Sn=2^n-1これでいいはずよ…
次は化学ね
《C2H6は何?》
これはエチレンよね
なんだかんだとテストが終わり…結果を見て愕然よ…英語R52、日本史68など本当に散々よ。平均点62で保健体育が55だし…期末テストは全科目75取らないと不味いわね。あの2人は90以上を全科目取ってるみたいだしね!!まあ、私の学校に点数票制度なんてないし、学内的にはいいんですが、権力者としては、物足りないかしらね…




