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高校生幹事長   作者: 源綱雪
二年生編
128/240

株主決議法案

僕達は新しい法案を作ることにした。

新しい法案って言ったって会社法の改正だよ。株数から株主の数へ決議の条件を変えるんです。今は、発行株の過半数ってなっているのを株主数の過半数での過半数って風に変えるんです。

ある意味、毒抜きをすることになるんだ。金=発言力の世界とはおさらばします。

僕は、これからの時代を平成元禄として言われるのを期待しています。僕達は、審議入りの時期について話し合っている。

「予算の成立して直ぐがいいわ」

「夜叉節さん?」

「秀子?」

僕と利之は夜叉節さんの提案にびっくりしている。

「こんなことは早くした方がいいのよ」

合意は与党のみでいいって言う夜叉節さん

与党の党議拘束をして、共産の理解を得た方がいいっていう利之

野党と堂々と議論して採択したい僕

方法論は違うけど、審議をすることに反対意見のない僕達です。方法論の擦り合わせを何度も行い、与党の合意と共産の理解を求めるという方法論に落ちついた。

そうと決まれば、行動は速い僕達です。僕は、自由生命党内(自生)の合意を取り付ける為にお願いして回った。夜叉節さんは社会自由党内、利之は国民党内の合意を取り付ける為にお願いして回った。

更に、共産党に説明をしたのは僕と豊臣君だった。公暗と自由資本党に説明をしたのは緑の社会の代表姉弟だった。結局、共産党には理解をして頂いたんだけど、自由資本党と公暗党には理解していただけなかった。皇居にまで説明をしに行ったんだって(夜叉節さんは)。何で陛下にまで説明するのかわからないんだけどね。採択に加わんないよ、皇族の方々は。

全てのお願いを終えて、僕達は家に帰った。

僕と豊臣君は部屋(議員宿舎)が隣合っているので、一緒に帰ることが多いんです。

一年生の時は同じクラスだったのに、二年生になって校内では疎遠になってしまった。でも、保護者同士は緊密に連絡をしている。党の代表と議員だもんね。

サイドアウト


月の党サイド

私は一丸君の提案を盗聴していた。私は代表だわ。あんな法案が成立したら、私の党は無くなってしまう。私の党は、新自由主義を極端に信仰しているのよ!あんな法案が成立してしまったら、反政府団体になってしまうわ。そうすると、私達を支持する人が危険思想を持っていることになってしまうわ!!この先、ラブホも違法なものとされることもあるかもしれないわ。我が党には風俗嬢も支持しているのよ!我が党は破滅するわね。

サイドアウト


一丸サイド

僕は家で姉さんと一緒に晩ごはんを食べている。僕はひさしぶりにハンバーグ定食を作ってくれた姉さんに感謝しています。ハンバーグ自体あんまり食べさせてくれないんだけど、ハントンライスを一週間に一回は作ってくれる姉さんです。

ハンバーグは、二ヶ月に一回あればいい方で、6ヶ月に一回ということが普通です。この前は一週間前に食べたから、ハンバーグをこんなに早く食べさせてくれることはなかった。僕は味わって食べました。

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