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高校生幹事長   作者: 源綱雪
二年生編
127/240

テスト結果

僕達のテストが却ってきた。僕の結果は保健体育を除き満点です。保健体育は・・・赤点を何とか回避出来たんだけどね・・・50点に及ばなかった。赤点は、40点以下です。立法論の結果は、75点を叩き出しました。実技をすることが身に付いているようです。

立法論のテストは難しく、僕の経験では判断できない例があり、僕の能力をはるかに超えていた。でも、僕は何時か簡単と思える時がくるって信じています。僕の経験年数が上がれば、必然的に分かる様になっていくはずだから。

僕は党の本部で成績を報告をする。

「僕の成績はこれです」

「余は流石であると思う」

「もう少し、保健体育の成績を上げることはできないものか?」(保健体育担当相)

「それはいいではないか?」

「そうです、総理の言う通りです」(姉さん)

「そ、そうだな」(保健体育担当相)

何だか僕の成績発表になっていた。

サイドアウト


夜叉節サイド

私の党本部で、私の成績発表をしたの。私は立法論以外は満点です。立法論は70点です。それを聞いた党首は、一丸ちゃんとどちらが上であるんだって言ってきた。私は立法論では負けたことを報告したわ。すると、党首は激怒したの。

「何してるの!!あんな子に負けるなんて!保健体育で勝っているから不問にするわ」

あれ!?そこで無いことにできるの!?まあ、それで怒りが収まるなら安いものよね。

怒りが収まって、私は利之と一緒になりたいって思っていることを切り出した。

「私、利之と結婚したい。子供も欲しい」

党首は、

「反対しないわよ?子供が欲しければ4月以降にしてちょうだい」

サイドアウト


利之サイド

俺は代表にテスト結果を報告した。成績は立法論以外は満点で、立法論は65点でした。

「俺の成績はこんなもんだ」

「素晴らしいが、立法論はもう少し取れなかったのか?」

「まだ、未熟者だな。俺」

俺はそう言ったが、秀子に負けたことが悔しい。俺は、あいつを幸せな女にしたい。

「未熟者というのが勿体無い位に成績がいいではないか?」

「でも、俺はもう少し取れると思っていたんだが……」

そう、秀子を嫁にするために70点は必要不可欠だと思っていたんだ。

党大会を終えて、俺は秀子と合流した。今夜は秀子と過ごすんだ。

サイドアウト

亀井サイド

ウチは、ボロボロだった。全ての科目が40点台だったからだ。立法論だけが唯一80点台になったのを除いては。

閣議でウチは、各大臣より質問責めに遭っていた。

「亀井大臣、赤点ギリギリとはどういうザマだ」

「不信任案を出されても庇いきれんぞ」

だけど、三党の党首・代表を兼務している大臣からは

「立法論が好成績であることを素直に讃えてやる」

「今回は、忙しかったし、仕方無いんじゃん」

「国民の三役だったが、代打就任(防衛大臣)であるから。余は不問に付す」

そう、慰めて貰ったの。

サイドアウト


義春サイド

僕は、一丸先輩に影響を受けて、全科目100点満点だった。それを受けて、官邸に呼ばれて、改造内閣への登用を内定していることを告げられたんだ。

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