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高校生幹事長   作者: 源綱雪
二年生編
125/240

師走

僕は17歳になったばかりです。だから、僕は少しでも大人っぽい格好をしたいんだけど、手が悴んでいて大人っぽい手袋をしようとしていた時、姉さんからこっちの方が暖かいよってモコモコの子供用の手袋をはめられた。本当にその通りだったからよかったんだけど。

てな訳で、学校に到着して、自分の席に座って手袋を脱いでいると・・・

クラスの女子が近付いて来て

「あら、可愛い手袋をしているのね。触ってもいい?」

この展開は・・・僕にとっては嫌な予感がする。

「みんな!ショタ幹の可愛い手袋、見たい?」

「「「見たい!!」」」

やっぱり、こうなるんだね。


そして、放課後・・・

僕達のクラスで来年度予算案が出来た。これを亀井さんに閣議で諮ってもらえば良いんだね。

「はい、大臣。これ(予算案)をよろしくね」

閣議に架けてねという意味を持つ言葉を亀井さんにかける。

「分かってるわ。みんなで作ったものを承認すればいいのよね」

予算案は僕達の手を離れた。後は通常国会で触れるだけです。

僕は、義春と一緒に遊びに行く。マンガ喫茶で、することはインターネットです。僕は、チャットをする事にした。義春はゲームをする事にした。

僕のチャットは、権力者なりきりチャットです。(僕は本物なんだけど)

税調の責任者を装い、チャットを始める。

“法人税を2倍にする”(僕)

“消費税3%↑をする”(??)

消費税を上げると景気が落ち込むのは自明の理なのにな・・・

“消費税を上げると景気が落ち込むんだけど?”

“税は平等に取らないと”

僕とある人とのチャットバトルはまだ続く。

“平等に取るとは?”

“薄く広くだわよ”

うん?この人、ま・さ・か・・・石部さん!?もう少し様子を見よう。

“負担能力に応じて負担するのが税だ”

相手は降参した様です。ログアウトをしていた。僕は勝ったんだ。


同じ頃

総理「この予算案に反対する奴は居るか?」

閣議で話し合っていた。

官房長官「2年連続で子供に作らせるって政治主導なのか?」

総理大臣「余には、次世代の政治家を育成する義務がある。与党に籍を置く子供であるならば(党の要職もいるが)政治家であるから政治主導ではないか」

僕達はマンガ喫茶を出ると家に帰った。期末テストに備えなきゃね。期末テストは、一週間以内に行われるって言ってたんだ。今回のテスト結果は、各々の政党の代表(党首)を選ぶ選挙に使うんです。(一年生編参照)

僕は、現職を選ぶ予定ですけど、その為にもいい点数を取らないとね。

サイドアウト


亀井サイド

ウチは閣議に出ていた。今回は期末テストが近いこともあり、一時間程度で終わったの。ウチは、4月以降も内閣に残りたいのだけども、受験生として外される可能性が高いわね。実は、ウチ、今回のテストはあまり良くない様な気がするの。急な補正予算を作ったり、職務の多さで学校の授業に出れなかったことが多かったもの。それに加えて、ウチは、党代表や党首の選出には興味ないの(学内の)。学外の政治だけで精一杯よ。

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