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高校生幹事長   作者: 源綱雪
二年生編
124/240

誕生日(一丸)

僕の17歳の誕生日です。今日は夜叉節さんと利之にパーティを開いて貰えることになりました。学校が終わると夜叉節さんと利之は直ぐに帰って行った。

僕は一度、議員宿舎に帰った。一時間後、夜叉節さんと利之が迎えに来て、姉さんと一緒にパーティ会場に向かった。

パーティ会場は、赤坂のホテルで豪華な部屋だった。

「こんな所、落ち着かないよ」

僕はそわそわしている。お金の事も恐くて聞けないし。

「大丈夫よ、総理のポケットマネーで借りたんだもの」

夜叉節さんはなんでもない様な口調で言った。

あっ、総理が来た。

「虹君、おめでとう」

「ありがとうございます、総理」

で、思ったんだけど、総理の政治活動とは関係ないことなんだよね?官房機密費を使った訳じゃ無いよね。

「あっ、本当に官房機密費ではないぞ」

「それなら、なんで総理が主催者になっているの!?」

核心を突く質問をした。すると

「ご褒美だ。副大臣としてよくやってくれた」

総理(党代表)がそう言うと・・・夜叉節さんと利之が不満を爆発させた。

「私(俺)達も副大臣だ!!私(俺)達にもご褒美をちょうだい」

そうすると、総理は

「それぞれの党の代表(または党首)からご褒美を貰いなさい」

って言った。流石に、僕の誕生日パーティーでは言いづらくって、お開きになってからご褒美をせがみに行ったんだって。

その日のパーティーでは、プレゼントとして総理からはスーツをもらった。ブカブカだったけど。姉さんは、バッグをくれた。何だか絵が入っているんだけど。

熊をモチーフとしたキャラクターで可愛い絵だった。僕の容姿に違和感がない。

パーティーを終えて、家に帰った。僕は姉さんにベッドの中に入れられた。すぐ後に姉さんが入って来て、僕に腕枕をしてきた。

「本当に可愛いのは変わらない子ね」

「ね、姉さん!?」

「大丈夫よ、ゆっくりと寝なさい」

「う、うん。姉さん、僕赤ちゃんみたい」

僕は姉さんに見守られながら眠りに落ちました。

サイドアウト


夜叉節サイド

私は、総理にご褒美をせがんだけど、何を貰いたいかを決めて無かった。利之と相談して決めましょう♪


利之と・・・

「利之さん、ご褒美何にする?」

「何にしようかな?同棲の許しでどうかな?」

「それはいい考えよね」

利之さんは、ご褒美を同棲の許しとする方向です。私が利之さんの事実上の妻・・・嬉しい♪

私も早く同棲して、赤ちゃんが欲しくて堪らない。

サイドアウト


姉サイド

私は、一丸ちゃんが帰って来るのを待った。そして、一丸ちゃんが帰って来たので、あの子の友達が来るのを待って一丸ちゃんを連れてパーティー会場に向かった。私は、バッグのプレゼントを用意している。可愛い熊をモチーフとしたキャラクターが書かれているのよ、一丸ちゃんのイメージに合っているわ。

パーティーの最後にプレゼントとして渡して、一丸ちゃんと家に帰った。家に帰ってからは一丸ちゃんを寝かせる。その頭の下に私の腕を通す。一丸ちゃんが赤ちゃんみたいに可愛いわ。昔はこんなふうに寝かしつけたのだけれども、今もこんなふうにしても腕がしびれないわ。昔と変わんないわ。

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