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高校生幹事長   作者: 源綱雪
二年生編
122/240

実力テスト

僕は、筆記のテストを受ける。これは、高校内のテストで教科毎に行われて一日で終わります。何だか味気無いテストなんですけど、センター模試の後には軽い運動かな?

僕は、一限目の数学から飛ばしました。マーク式より楽です。途中経過を書くことで何処で間違えたかも一目瞭然だしね。2次方程式や3次方程式の解の公式を使って問題を解くことに快感を覚えたりね。

2限目は、国語です。漢文は中国語の日本語訳として取り組みました。古文は意味さえ解れば簡単だった。現代文は2題で小説と評論です。小説は話にのめり込んで失敗しかねないのでちょっと警戒をする。3限目は英語です。発音系が苦手ですけど、何とか切り抜けた。語順は間違えないんだ。文法は得意だもん。4限目は理科です。よくある化学式や天気図等があり、難しくはないんです。5限目は、社会です。僕の最も得意な教科です。僕はこの日の出来が良かった。

学校を出て党の本部に行くと、姉さんは閣僚になる為にテストが有るんだって。その日は2週間後です。姉さんに会ったのは家に帰った後でした。

姉さんは政策の勉強をやっていた。勿論、受験勉強も怠らずにね。僕もその横で政策の勉強をすることにした。姉さんは僕を育てる強さ(心の)があり、頭もいいんです。だから、僕は姉さんを尊敬しています。

姉さんの勉強姿勢はカッコいいんだ。僕に接する優しさと合わせて尊敬できる人です。僕も姉さんの様になりたいんです。

この前の模試の結果が却ってきたんだけど、全く問題なしじゃなかった。国語の一問を見逃したせいで95点だったんだ。

サイドアウト


姉サイド

私は、総理(代表)からの指示で政治家としての更なるレベルアップと衆議院議員候補者の勉強をすることになった。弟(一丸ちゃん)のセンター試験と同じ会場で行われるという情報を得ている。一丸ちゃんがまだ帰宅していないことを確めると資料を読み始めた。この資料は読みにくいわね。辞書を片手に読み解く。辞書で調べる内に成る程と理解できる様になった。なんだ、そんなに簡単なことだったのね!!

一旦、政治家としての勉強を止めて、受験勉強をする。何だか懐かしい感じよね、大学受験以来だわ。五教科の勉強をするのはね。でも、あの頃はお母さんとお父さんが生きていらっしゃったのよね。今は私が一丸ちゃんの保護者よ。あの頃はお母ちゃんとお父さんが私と一丸ちゃんの保護者だったのだから。

あら、一丸ちゃんが帰ってきたわ。この子も勉強することが多いわね。三年生の範囲を終えたこの子は、法学を学校で教えられている。私が高校生だった頃は法学なんてしなかった。最近の高校生は頑張るわね。

「一丸ちゃん、この法律は・・・」

「姉さん、流石です」

一丸ちゃんは本当に素直な子ね。だから、下手な嘘を信じ込ませられないわ。こんな子を持っていると確かな証拠があることしか伝えない様になってくるのね。

「姉さん、ここの解釈は?」

「ここはね、××××という様に解釈するのよ」

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