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高校生幹事長   作者: 源綱雪
一年生編
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連休

さて、東京を離れた一行は?

僕達3人は、東京駅に来ている。ニッポニア・ニッポンに乗って移動するために。

ニッポニアニッポンが来たので乗り込む(2階建て)。発車まで、10分程時間があるから、3人分の弁当を買って席に戻った。

「夜叉節さんはこれでいいよね?」

「一丸ちゃん、多いわ!!」

「これが一番少ないんだけど…」

「仕方ないわね」

本当は、僕の弁当が一番少ないんだけどね…お子様サイズなんだ…

「利之の弁当はこれでいいよね?」

「ああ、素晴らしい」そして、東京を出発…

《この電車は大宮、高崎、越後湯沢、長岡、終点新潟の順に止まります》

へぇ、長岡にも止まるなら、長岡から特急に乗り換えても良かったんじゃ…

「おい、何を考えているか知らんが、長岡だと高くなるからな」

そうなんだ…

何故か、その後…声をかけられた…

「ぼく、何処から来たの?」

あれ、2人がいない!!

「もしかして迷子かな?」

違うのに!!15歳で友人との旅行だからね!?

「あの…、僕高校生だし、友達と旅行だからね!」

暫くして、2人が席に戻って来た。

そして、「一丸 (ちゃん)、実家の鍵持っているか?」と、聞いてきた。もちろん、持っているけどね。

「で、何をしてたの?」

「「ああ、内閣不信任案がだされていたから、党内で否決の党議拘束の連絡をしていたの」(よ)」

「僕は…」

「大丈夫だ。お前の党の国対委員長にも話をしておいた。それに、共産も今回は否決に回ってくれる」

「まあ、大元は石部なんだし、当然よねぇ」

国会議員じゃないんだけど、一体どうしてそんなことができたんだろう?

「自由資本の議員とのパイプがあったらしい…」

あっ、そうだったんだ。それにしても、僕の職が途切れてもいいことないのに…

そうしている間に、乗り換えの駅に着き、特急に乗り換えた。

「終点に着いたら起こしてやるから、寝とけ」

「本当にいいの?」

「いいわよ、一丸ちゃん」

「じゃ、2人の好意にあまえて」

zzzz

目的地(駅)に着き、ワンコインバスに乗っている。

「起きろ、一丸」

「起きなさい、一丸ちゃん」

しかし、起きる気配はなく、2人におぶられているのだ。


ん~。「おはよー」

「あら、起きたの?」

あれ、何で僕、夜叉節さんの背中にいるんだろ?

「とにかく下ろして」

っと、ここはどこなんけ?

「ここはバスの中よ」

「あっ、そうなんだ…」

表示を見てみると…次が降りるところだ!!

「次で降りなきゃ!」

「「わかった(わ)」」

そして、歩くこと数分…、僕の実家に着き、鍵を開けて入った。そこには…何故か自由生命党XX県連紅葉台支部の文字が…正月に来た時にはなかったのにな?…

「えーと、僕、お墓参りに行ってくるね」

「寛いでていいかしら?」

「二人は家の中で寛いでていいよ」

お参りに行く道で

「かずちゃん?」

「よしちゃん?」

そう、幼なじみの三富義文君と会ったんだ。

「「元気だった?」」

「お互い様にね」

「そうか」

「ところで、かずちゃんはどこに行くが?」

「お墓参りねんよ」

「行ってきまっし」

それから、僕はお墓参りをして、家に帰った。家に帰ると2人が、夕食を作っていた。

「おっ、帰ったか?いま、鍋を作っているんだ。」

「一緒に食べていいが?」

「何を遠慮しているのよ?ここは君の実家でしょ?」

じゃ、遠慮なく

「頂きます」

バシッ

「手を洗って来ましょうね?」

「は、はい」

手を洗って、夕食を食べ始めた。

「美味しい」

「「作ったかいがあったな」」

2人って料理上手だね。僕は出来ないから、文句を言うのは許されないよ。

「一丸ちゃんは可愛いから、腕がなったのよ」

「俺も同じだ」

えーと、僕のこと何だと思っているんだろ?

「じゃ、僕疲れたから、自分の布団で寝るね。お二人の布団は、ここの押し入れにあるよ」

「「まて、一丸 (ちゃん)、布団は2個だよな(でしょ)」」

「うん、もちろん。一緒の布団に入ってもらってもいいよ」

「ち、ちょっと何を言うの!」

「そうだぞ、何を言うんだ!!」

「ごめんなさい…また、いけないこと言っちゃった?」


2日目、僕は起こされる前に起きなきゃいけなかった。そう、今持っている犬のぬいぐるみを見られては困るからね…そんな僕の思いが通じたかは知らないけど、2人は夢の中だった。僕は冷蔵庫の中のすまし汁を出して、おひつの御飯を食べていた。そんな時…

「おはよー、一丸ちゃん」

「おはよー、一丸」

「2人共おはよー。因みに僕は朝ごはん食べたよ」

「それは残念ね、美味しいもの作ろうと思っていたのに」

「あはは、幼友達と遊ぶ約束しているので、行ってくるね」

そして、よしちゃんと待ち合わせの場所で合流

「よしちゃん」

「かずちゃん」

今、ゲームセンターで遊んでいる。

「そう言えば、幹事長をしているんだって?かずちゃん」

「うん、よしちゃん」

「ぼくらの年ですごいよ」

「そんなに?友人達も同じ職に就いてるよ。今、二人とも僕の家にいるよ」

「行ってみていいよね?」

「きまっし。歓迎するからね」

「うん。ありがとう」さて、幼友達を家に上げたんだけど…

「紹介するね、国民党幹事長の前田利之君と社会自由党幹事長の夜叉節秀子さんです」

「「はじめまして」」

「こちらこそ」

「で、こちらが幼友達の三富義文君です」

「よろしくね」

「与党の幹事長がここにいていいの?」

「よしちゃん、余計はこと言わないで…」

何とか殴り合いは避けることができた。


そうして、僕の実家生活の終わりの日…

「「「じゃあね」」」

「じゃあね3人共」

そう言って、幼友達と別れて上京した。

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