街頭演説
野党サイド
俺達は、自由資本党の議員だ。勿論、経団連の支持が無ければ活動できない。街頭は、大会社の本社が集まっている駅の前で行った。
「我々は、利益率を上げることを是認する」
私達の政策は、経団連の得になることばかりだが、スポンサーだからな。それに、俺達は自由生命党の幹事長の幼い容姿が気に喰わない。
「私達は、自由生命党の幼い奴を権力者にしている感覚に違和感を感じる。ふざけた与党から我々自由資本党に政権を取り戻したい」
聴衆からは罵詈雑言の嵐である。
共産
俺達は、与党に与したいけど、確かな野党としての存在感も欲しい。悩ましいんだ。まあ、経団連の支持は要らないな。
「俺達は、与党の監視役である。ふざけた事には反対する」
公暗
俺達は、自由資本党との連携を大切にしている。だから・・・
「俺達は、自由資本党と行動を共にしていく」
月の党
「我々は、保健体育を基本として行動する。与党を倒す」
私達は、与党の幹事長を許せないの。私のアピールを袖にしていたから。(党首)
サイドアウト
与党サイド
僕達は、浜松で演説をしている。聴衆は、5万を数えてる。僕は切り出した。
「私達の政権になって一年半経ちました。皆さんの生活水準は上がりましたか」
聴衆からは、上がっている(多分)っていう言葉が返ってきた。
それに続けて、与党の実績を話た。
「私達の政権は、教育の無償化と郵政改革、選挙改革を行いました。そして、動植物共同参画の法案の成立させ、動植物に公的医療の実施法を作りました」
支持者からは、流石という声がした。
「選挙改革として、供託金の廃止と候補者資格試験の導入をして、基準を7割以上としました。そして、有効期間は、その選挙だけとなっている為、次の選挙は、また、7割以上取らなければいけなく成ります。このために、官僚に対し互角以上に渡り合う政治家になり、政治家の質が上がります。政治家の質が上がれば、政治主導が実現するんです」
またもや、拍手が聞こえました。そして、利之に交代する。
「俺は、与党幹事長の前田だ。郵政改革を成し遂げた。今は、鉄道の再生を党の方針としている。北陸、東北・北海道、九州の各新幹線の早期開業を目指します。廃止した在来線の早期復活を目指します」
廃止した在来線の早期復活は、過疎地からやることになっている。過疎地に廃止した在来線を復活することは、地域に於いて交通弱者を減らす目的があります。僕も、車を運転できないから一種の交通弱者です。
まあ、それはいいんだけど、利之の話し方はいいね。何より話の仕方が上手いんだ。内容も分かりやすいし、低音の魅力(僕はボーイソプラノ)で話せる。
次は夜叉節さんです。
「私は、新幹線の各駅の特急料金を廃止する社会実験をしています。後は、学校の授業料の無償化も行います。今年度は高校で実施しました」
夜叉節さんも僕に比べて低い声です。恐らく、高校生で一番高音なのでしょう。僕達の演説はそのあと、2時間で終わったんだ。




