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高校生幹事長   作者: 源綱雪
二年生編
114/240

国政報告会

僕は、姉さんから昨日知らされた、国政報告会に向かった。姉さんは石川一区に行ってしまったので、今現在、僕一人です。

会場の日本武道館に着いて僕はびっくりした。若い(僕より年を取っているけど)女子で一杯です。僕はアイドルなのかなって勘違いをする位です。僕は、国政報告会って年齢的に30歳以上の人がほとんどだって思って居たんだけど、今回は20歳代の女子が多いな。あれ、よく見ると、うちわに僕の顏が……これを見る限り、アイドルのコンサートですよね?しかも、10歳代の女子もちらほら。

僕は、舞台裏から舞台に移動して、自己紹介をする。

「僕は、自由生命党幹事長兼総務副大臣の虹 一丸です」

そうすると、黄色い声が飛んで来た。

「こっち向いて!!ショタ幹」

そんな声は無視して、政策の実績を話し始めたんです。

「政権発足一ヶ月で、高校授業料無償化法案を成立させ、二ヶ月目には郵政民営化の見直しの法案を成立させました」

まあ、その間に補正予算成立と仕分けをしたんだけど割愛しよう。

「それに加えて、通常国会の閉幕までに参議院の選挙制度の改革で一票の格差を無くしました。外交は植生保全と再生を基本姿勢とした方針でジプチ、中華人民共和国等と協力関係を結びました」

後は、臨時国会のことを言えば一区切りです。

「臨時国会では、動植物共同参画社会を実現する為の法律改正と人間と同等の公的医療制度を作る法改正をしました」

今年のことも言わなきゃね。

「本年の始めに本年度の予算を成立させ、普天間等の沖縄の負担軽減の為にアメリカと協議して、普天間を始めとする米軍基地の海外移転を確約させました。後は、公共交通の利便性の向上と大学授業料無償化の法案を成立させました」

これで終わりですね。

舞台を降りた時、

「何か歌って!!」

僕はアイドルではないのに……

司会者は頷いて、

「どんなのが良い?」

あんまりです。僕は舞台裏に夜叉節さんがいることに気が付いた。夜叉節さんは優しく僕に頷くと、僕に似た顏の幼子を用意してくれている。

「ジャニーズの歌」という人の声が飛んで来たと同時に僕と幼子は入れ替わり、僕は舞台裏に引っ込んだ。

僕は、この後、福岡、大阪、名古屋、仙台、札幌って回ることになっていたんだけど、秘書に任せば良いよね。

僕は、全国ツアーに成りそうな国政報告会を秘書に任せて、学校に向かった。

サイドアウト


姉サイド

一丸ちゃんを東京に残して私は石川一区の党支部の予約した市民ホールに向かった。

市民ホールで

私は石川一区の支持者に向かって党の実績をアピールした。政権が代わって本当に良かったって思う迄には若干時間が掛かることを説明して、私の次の選挙での当選をお願いした。

市民ホールを出て、私の実家(党支部)に向かい、私が内閣改造で入閣できそうであることを伝えた。その上で、一層の支援をしてくれる様にお願いした。さらに、ご飯を食べて、義文とその子供に会った。

その日は義文の家に泊まり、次の日に東京に帰った。

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