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高校生幹事長   作者: 源綱雪
二年生編
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修学旅行

僕は学校から羽田空港に移動して、飛行機に乗った。

二時間で長崎空港に着いた。僕達のクラスは、最初に佐世保に行くことになった。佐世保では、ハウステンボスに行って、ホテルは中でとったんだ。ハウステンボスの中で一日遊んで楽しかったし、普通の遊園地と違って色々と学ぶことがあった。夜は、班が一緒なら部屋まで一緒でした。

僕は枕投げをしたかったんだけど、夜叉節さんに止められた。反撃として夜叉節さんと利之を同じ布団で寝たらって言ってみた。利之は赤くなって、大人をからかうなって言ってた。夜叉節さんも赤くなっているんだけど、一緒の布団で寝よ?と利之に言ってた。


翌朝、僕は亀井さんに腕枕されて寝ていた。亀井さんの様子は母親が、息子に向けてする表情をしています。僕は亀井さんに抱っこされていたことまでは覚えている。その後、僕が寝たので亀井さんの布団に寝かせたって言ってた。そして、亀井さんは横に寝て腕を僕の頭の下に入れて寝たんだって。

「亀井さん、起きて!」

「一丸ちゃん、おはよう」

「大臣、おはようございます」

僕を離してよ!!

「今は学生です、ウチは」

「僕は亀井さんの子供?」

「聞かなくても息子よ」

やっぱり……僕は女の人にとって子供と認識されてしまうようです。襲われないってわかっているので抱いてくるって言ってたのも癪だけど、僕をよくわかっていて、してきてるんだね。

僕は解放された。朝ご飯の時間に利之と夜叉節さんの顔をのぞきこむと二人の頬が赤い。お互いに顔を見合って更に赤くなっている。何があったんだろう?

僕の関与することでもないからいいけどね。

今日は、佐世保基地の見学と長崎市内の観光です。グラバー邸や平和公園を見て回るんだ。

佐世保基地ではあまり得ることがなかった。それから、長崎市内に移動して、観光地を回った。

明日は、班別行動です。出島、眼鏡橋等を見て回る予定です。

夜は、班別に部屋が与えられた。

僕は、今日こそは男同士で寝ようと思ったんだけど、亀井さんに抱っこされて、腕の中で寝てしまった。僕の習性で、女の人に抱っこされたり、おんぶされると寝てしまうのが悲しい。


翌朝、僕は亀井さんに腕枕されている。僕の髪は撫でられていて、可愛い児?っていう言葉が亀井さんの口から出ている。

布団を勢いよく出た僕の目には利之と夜叉節さんが口を重ねている姿が写っている。僕は邪魔しないように顔を洗いに行った。帰った時には利之と夜叉節さんは僕を呼んで二人の間に座らせて写真を撮った。なんだか親子の写真に見えるのは気のせいではないかな?僕達は同級生です。

さて、僕は今、出島の観光をしています。オランダ屋敷や色んな施設を見ながら江戸時代に思いを馳せるのもいいかも。

それから、中華街に移動して、昼を摂る。炒飯がいいなー。その前に眼鏡橋を訪ねました。

僕達の入ったお店に炒飯はなかった。拉麺をたのしもうって思ったんだけど、不味いんです。でも、味覚って人各々だからしょうがないんだ。炒飯でもべとべとのやつは不味いって思う。

3時以降は長崎を離れて熊本に入った。熊本は阿蘇の温泉地で泊まりです。混浴しない宿で本当に良かった。初めての男女別部屋割りです。

これで枕投げが出来る。

枕投げを楽しんだ翌朝、僕は亀井さんに抱っこされて目を覚ました。

「僕、どうして亀井さんに抱っこされているの?」

「これから男子部屋に返しに行くところよ?」

えっ!?

「どういうこと?」

「貴方が寝た後で女子部屋に運んだのよ」

僕、何された!?

「安心して、変なことはさせてないから」

ん?

「寝顔を見たいってうるさくて、秀子と相談して、触らないことを条件に連れて行ったの」

「そして、私は利之と一緒に居たいの」

や、夜叉節さん?


お昼になって、熊本のお城に行って見学した。その後、熊本空港から羽田に着いて解散した。

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