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高校生幹事長   作者: 源綱雪
二年生編
102/240

夏休み

僕は今故郷に向かう電車内にいて、何故か喜多見さんの背中に乗せられている。僕は眠っていて、喜多見さんはお母さんとして見られている。僕は、何時の間にか幼児服を着せられている。


一時間前・・・東京駅で、喜多見さんと一緒になった。喜多見さんは地方演説の予定があり、僕と一緒の方向だったんだ。同じ新幹線に乗った。


そして、今、僕の降りる駅に着き、僕は目を覚ました。

「喜多見さん、僕を下ろして」

「わかったわ」

下ろしてくれた。

「僕…何で幼児服を着せられているの?」

「会った後、直ぐに私が麻酔を嗅がせて眠った時に男子トイレの個室に入って着替えさせたのよ?」

な、何で?犯罪に近くありませんか?

「僕の着替える前の服は何処?」

「それなら、あんたの鞄に入っているわ」

着替えるところはないので、故郷までこの服でいることが決定した。

僕は、特急に乗り換えた。最初はトンネルばかり・・・最初に停まった駅からは海が見えている。夏の日本海を見ながら故郷に向かう電車内で宿題を片している。

そして、僕の故郷に着いた。

一番ホームに滑り込んだ電車を降りて、改札を通って、よしちゃんと駅を出た。そして、100円バスに乗り我が家(実家)へ急ぐ。


家に着いた。僕とよしちゃんは中に入って着替えた。僕は歳相応の服で、よしちゃんは大人びた服に着替えたんだけど、僕の服は不相応だって言われた。(党の支部メンバーに)

僕の家に中津兄妹を呼んで、四人で遊ぼうとしています。

よしちゃんと中津さんは夫婦みたいに行動しています。僕と静君はゲームをしていますけど、後日行く海水浴の場所の話をしていたんだ。

第一の候補は、ドライブウェイのある砂浜です。第二は、内浦の温泉街近くです。(これは却下された)

第三は、市内から電車で行ける郊外の医大の裏の海岸です。最終的にはこれに決まった。


海に行く日

僕は駅前で、喜多見さんに掴まった。

「歌舞伎座はどう行くのかしら?」

「バスに乗って行くんです。ここから出てます」

僕は、歌舞伎座を通るバスが来る乗り場へ案内した。でも、喜多見さんはそれだけでは済まさなかった。

「君も出るのよ」

「僕は友達と海に行くんですけどね!?」

「我が儘言わないの!!」

友達との楽しみは・・・延期になった。

歌舞伎座にて

「私達の連立政権は、高校授業料無償化、郵政改革を為し遂げ、動植物共同参画社会を作る為の法改正を行い(以下略)」

喜多見さんが言い終わると拍手が起こり、僕の出番はなかった。僕って何の為に付いて来たんだろう?

僕達は報告会を終えると、旧県庁からバスに乗って、もみじ台の学校前で降りて、かき氷を食べに行った。

もちろん、喜多見さんの奢りなんだけどね。僕はイチゴ味の魚型のやつです。


昨日延期した海水浴に行くんです。メンバーは全く同じです。電車で行き、海に着いた。

僕、よしちゃん、静君は、男子更衣室で着替え、中津さんは女子更衣室で着替えた。僕の水着は子供っぽい・・・用意は支部メンバーにして貰ったので文句を言えないんだ。

僕は更衣室から思いっきり飛び出して、海に入ろうとした時、中津さんに腕を掴まれて、準備体操をするように言われて準備体操をした。

そして、海に入って遊んでいると小学生に囲まれた。

「何処の子?」

「迷子なん?」

なんで、この子達は僕に近寄って来るんだろう?

「あの、僕は高校生なんだけど・・・後、僕は与党幹事長なんだけど・・・」

これでこの子達は、解ってくれたかな?

「ウソばっかり、本当は保育園から来たんでしょ?」

解ってなかった・・・中津さんが来て、僕が高校生っていうことを説明をしてくれたので納得してくれた。

僕、容姿は自信を持てなかったけど、今日のは酷い。はなっから幼児って思われている。

昼のご飯は中津さんが作って来たおむすびだった。美味しい味です。僕の食べたのは具が梅干しと昆布のやつです。梅干しは少し酸っぱかったんだけど、昆布のは文句なしに美味しかった。

夕方に海から家に帰った。


それから数日後

僕の姉さんが帰って来た。僕とお盆のお墓参りをするためだけに帰って来たんだって。

僕は早速用意して、姉さんを待ったんだけど、姉さんはもう少し待てって言った。

数分後、よしちゃんが来て、そして、お墓参りに行った。キリコを買っていたので、早く済ますことができた。

それから、盆踊りに出たり、中津兄妹とキャンプ場に泊まりに行ったりして、年相応の休みを過ごした。

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