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メンズグループのオーディションに女だけど応募したら、推しと同じグループになっちゃった。  作者: タッピー


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8/11

東狐 壱

皆さん、こんにちは!こんばんは!おはようございます!

いつもブックマークや温かい感想をありがとうございます。皆さんの反応が、執筆の大きな支えになっています。

今日は大切なお知らせがあります。

私事ではありますが、今年は受験生ということもあり、7月以降は勉強に専念させていただくことにしました。そのため、今後の更新スピードが少しゆっくりになる可能性が高いです。

「続きが気になる!」と言ってくださる方には申し訳ないのですが、今は自分の将来のために、成績を優先して全力で取り組みたいと思っています。

書き溜めも頑張りますが、余裕がない時は「今、一生懸命戦っているんだな」と見守っていただければ幸いです。

勝手なお願いではありますが、これからも応援よろしくお願いします!合格して、爆速で更新します!!!

「ただいま戻りました、お父様。」

「遅かったな。・・・寒かっただろう。湯浴びをしてくるといい。」


「はい。」

「・・・そのまえに、交渉を一つ頼む。判断はお前に任せる。」

「・・・・・・はい。それでは失礼いたします。」


・・・判断はお前に任せる、か。それはつまり、お父様と同じ判断をせぇってことや。

間違えたら、息子である俺もタダでは済まへん。


「・・・ふーーー。」

このドアの前に立つと、いつも手が震えよる。

「大丈夫や。」


「すみませんね、えらいお待たせしてもうて。」

「いえいえ、あえて光栄ですよ。次期組長。」

老いぼれが。

「そんなとこに立ってんと、腰かけてくださいよ。」


「それもそうですね。いやぁ、北狐ほっこ家の組長とはすごいですな。さて、本題に・・・」

せや。俺は北狐組の次期組長。今は東狐やないんや。


「本題は話す必要もないかと思いますけど。」

「っ!?あ、ああ。話すまでもなく前向きに、検討してもらえるなんて光栄です。ですが、内容を話さないと・・・」


笑顔を保っとるつもりやけど、脂汗をかいとんのは丸見えや。こっちは常に笑顔。表情を崩すなんて論外やからな。

「手を出してもらえますか?」

もらえますか?・・・それは、お願いやなくて命令や。嫌でも断ることなんかできへん。


老いぼれは恐る恐る手を出す。

バキッッッッッ_____

カスッカスな音がなった。


「う、うぎゃぁぁぁぁぁ!!!!」

老いぼれの枯れた声が、産声みたいな叫びになって聞こえる。


男は、さっきまでの笑顔だったのが嘘のように冷酷な顔で言った。

「何を勘違いしとんねん。俺が座る前に腰かけるとか、礼儀の”れ”も知らんのやな。その体、ろくな経験もしてへん、ただの老体ごみか。」


叫び続ける老いぼれには届いてへん。

「あと、よろしく。」

男は自宅に帰った。


「大丈夫や。・・・殺してへん。大丈夫。失敗してへん。」

家に帰った男のポケットが震える。


「・・・皆。今は打ち上げか。」

男はタワマンの一室で風呂を浴び、弱肉強食の血が支配する真っ黒な檻へと歩いていった。


住宅街には、平和という言葉が似合わない血だらけのヤクザ歩いていた。

服を赤く染めるほどの血は、自分のもんやない。全て返り血や。

男が見つめるアスファルトは黒い。

まるで鏡や。時々、街灯で明るくなるアスファルトは・・・。


「今からでも。」

男は着替え、急いで何処かに向かった。



「ごめん、いま来た。」

「おぉ!東狐〜。体調は大丈夫?」

「体調?」


「ほら、さっき顔色悪かったから。」

「俺以外、分からないはずなのに・・・。」

「え?ごめん、聞こえなかった。」


「いや、なんでもない。僕は大丈夫だよ。それより楽しも!」

少しだけ。少しだけ東狐として楽しもう。


だが人生、そう簡単にはいかないものである。


「ふい〜、食べた食べた。」

今回は皆結構飲んでたな〜。まあ、俺は飲めないんだけどさ。

とゆうか、この状態。またお泊まり会か?


「東狐、これどうするよ。」

俺が問いかける前に怒鳴り声が聞こえた。

北狐ほっこ、次期組長!お前を殺せば、ここ一体は我らのものだぁ!」


東狐の後ろにいた、刃物を持った男が叫び襲いかかった。間に合わなっ!


____東狐は男の刃物を奪い、男の背中に刺して刃物を返した。この時の東狐の目は冷酷であり、アイドルの面影など一切なかった。返り血が街頭に照らされ光る様子はまるで、地獄の王だ。

男は死んでいる様子。


「ど、どういうことだよ。・・・東狐。」

振り向かないまま、東狐は言葉を吐き捨てた。

「僕は東狐じゃない。・・・俺は北狐ほっこ組、組長の息子や。」

東狐がヤクザの次期組長だということを知られてしまいました。これからどうなるのか、東狐はアイドルをやめてしまうのか、次回をお楽しみに!

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