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ガラムのアジト

翡翠と名乗る女性についていき、ついにガラムのアジトについた


「ガラムのアジトはここだ」


そういったが、目の前には、古い一軒家しかなかった

(おいおい、どこがアジトなんだ? どこにでもある普通の一軒家じゃねえか。 騙された~)


「外見は、ダサいかもだけど、中にとりあえず入ってみよう」

連れられて、中に入っていく

間取りも普通の家とは変わらず、ただおかしいのは、生活している感じがしなかった。

家具もなければ、電気にガス、水という、命のライフラインさえ通っていなかった。


「クロ、こっちだ」

翡翠が奥の部屋から手招きしている


「ここが、アジトにつながる一つの入口だよ」

そう言って、近くにあった本棚の中の本を傾けた

本からは、カチッと音がし、畳が上に開いた。


「行こうか」

翡翠は、そういうと躊躇なく、歩き出した。


(ここから、アジトに続くのか。セキュリティーガバガバじゃね、)

そう思いながらも、俺は翡翠さんについていった。

しばらく、歩くと大きな門が目の前に広がった


「行き止まりですか?」

「フフ、行き止まりではないよ」

翡翠が笑いながら、言った

「私だ、開けてくれ!」

翡翠が声を吐くと、ギイイと音がし門が開いた


「すげえ、」

「ここが、ガラムのアジトだ、ようこそクロ」


真っ赤な絨毯、大きな絵画どこかの貴族の家だと、思った

俺があっけにとられていると、翡翠が呼び掛けた


「クロこっちに来な」


階段を上り、会議室のような場所に入った。

そこには、俺以外に、5人の男女がいた。

(誰だこの人たち)

「まぁ、クロ座りな!」

手で椅子を指さしながら、ニコニコとしながら俺に言った


「改めて、私の名前は翡翠という、まあ好きなように呼んでおくれ、今ここにいる、6人は新しく加入した、メンバーだ、ロシアとかでは、ファミリーというのかな?」


翡翠がしゃべる間はみんな静かだった。まあそりゃそうか

正式名所 ガラム・グダン どこで、作られたのかは不明

警察のどの機関が、捜索、警戒しても、しっぽすら掴めず、国家の情報なども簡単に盗んでいく。

ほかの、数多くのマフィアが立ち向かったが、結局壊滅がほとんどだった

警察や国家が手を出せない組織それがガラムだ。

(それにしても、みんな同じくらいの年だろうか、)


「自己紹介をしてもらいたい、所だが、私は急用ができてしまってねここからは、No.2のケルに任せるから詳しいことはそっちに聞いてくれ」


窓越しに腰を掛けてた、長身の男がゆっくり立ち上がっていった。


「俺の名前は、ケルス・ヴェルディ、ガラムのNo2だ」


翡翠と背丈も変わらないほどのスタイルの良さ、一言いうと、かっこいい


「いいか、お前たちが歩もうとしてる道は、悪の道だ。蛇の道を歩むなら歩む勇気が必要だ。」


真剣な顔でケルスは語り始めた。


「急に何を言うかと思ったら、ここにきて帰れさす気か?」

ガタイのいい男が舐めた態度でケルスに口をきいた。


「お前は確か、ウィルス・アンダ 有能力者で能力は確か重力使いだったけか?」

「そうだよ!ここまで来て、帰れって言ってるのか?」


「仕方ない、お前たちはルナが今どこに行ったか分かるか?」


みんなが首を横に振った


「チッ・・何にも知らねえじゃねえか」


彼は怒号交じりでパソコンを開いた

ルナとは、翡翠さんの事だろうか?

画面には、手足が縛られ、目隠しをした男が4人

服装的に多分、ガラムのメンバーだろう


「えぇ~ここに写ってるのは、ガラムのメンバーだ」


(当たった嬉しい)

そんな、考えがふと浮かんだ


「彼たちはなにをしたんですか?」


淡い空色の髪 長い脚 スタイルがよい長身しゃべるまで性別も分からなかった 俺よりかっこいいな


「コロン・ウェルダ、(元無者げんむしゃ能力は 氷 手から出す氷を操る、氷の温度調節可能)か」


コロンっていうのか、てか胸でかいな、まあ、翡翠さんよりは小っちゃいか、、いやいや何考えてるんだおれ

それより、たしかに仲間ならなんで、手足を縛ってるんだ


「コロンの質問もみんなが思ってる疑問は今からわかる、とりあえず見とけ」


しばらくして、部屋に複数の人が入ってきた。


「うぅ~ここは、暑いね」


翡翠がおちゃらけながら部屋に入ってきた


「すみません・・・ボス」


男の一人が震えた声で謝り始めた。


「脅されて、仕方なく、も、もちろん、ボスのことはお慕いしています」


「すいません・すいません」


男たちは、続けて謝り始めた。


「脅せれた、だけで、情報と前のアジトの場所、そして、ルナさんの情報まで、しゃべるかよ」


青髪の男が口をはさんだ


「お前たち、情報をしゃべったらどうなるか、わかってるだろ」


しばらく沈黙が流れ、ルナが切り出す


「裏切者は、、ね?要らないから、今までありがとう」


微笑みながら、言うと、ルナは、男四人を銃殺した。

脳幹という、大脳と脊髄をつなぐ機関に打ち込まれ、男四人は即死した。


ケルスがパソコンを閉じた


「何も、国家だけが相手とは、限らないんだ、ガラムは、文字通り、ルナが率いているマフィアだ、本名はルナ・ヴェルディという」


(ヴェルディ?姉弟なのだろうか)


「ところで、お前たちは、有能力者、無能力者、異能力者が、それぞれ、枝分かれしていることを知ってるか?」

みんなが顔を見合わせた


(枝分かれしているとは、知らなかった)

ケルスが言いたいことはこうだった

まず、この世界の人々の分け方は大まかに有能力者、無能力者、異能力者の3つに分けられる

有能力者、生まれつき能力を持っている人の事

無能力者、生まれつき能力を持っていない人の事

異能力者、複数の、能力を持っている人の事

更に分けると、無能力者、には二つの体質に分かれて生まれてくる

1つは、能力を取得できない体質の無得者(むとくしゃ)

2つは、能力を得とくできるが、有能力者、に比べ能力の自由制がない、元無者(げんむしゃ)

元無者の能力は比較的弱く、具体的には、火、水、土、葉っぱといった、物理系統の能力しか使えない。

異能力者には、ランクというのがあり下から

ハート、ダイヤ、スペード、クラブ、そして、スターとという5つの階級に分けられる

危険性はないが厄介な能力を二つ持つ ハート

警戒レベルの能力を持つ ダイヤ

危険レベルの能力を持つ スペード

脅威レベルの能力を持つ クラブ

そして

チート級の能力を持つ者を指す最高位の位 スター

知らなかった事は、ケルスが教えてくれた。


「スターは全部で六人いるルナはその一人だ、だからたくさんの人から狙われる」


そうか、マフィアだもんなそれにスターの一人を倒したなら凄いことだもんな


「さっきの男たちも敵部隊の提示した、金に目がくらみ、寝返ったんだろう」


ギィーッと音がし門が開いた


「いやー悪いね、ケル、新入りちゃんたちの相手をしてもらって」


(いやいや、あんたさっき人殺しただろうなんで、気楽なんだよ)


「いいんだよ、ルナ、どうせ、俺の部下になるんだから」

「いや違うよケル!」

ケルスに抱き着き言う


「「部下」じゃなくて~「子供たち」でしょう?」

「何なら本当の「子供」を迎える?私は欲しいな//」


ケルスは恥ずかしそうに腕を振り払った


「おま、お前、マジで言ってんか、てか、早くこの子たちに、次の指令を言ってやれよ」

「照れてる、所もかわいいよ」

指令、何のことだ、今から何かあるのか?


「今から君たちには、能力強化と、体力向上などのトレーニングを行ってもらう」


「トレーニング?」


金髪の男が口を開いた。

(金髪にピアス間違いなく、不良だ)


「あぁ、君たちには死んでもらいたくないからね!」


笑いながら、ルナはそう言った


「トレーニングって何をするんですか」

小柄な女性が震えながらルナに聞く


「それは、俺が教える」


門の入口から入ってきたのは、さっきの青髪の男だった


「彼は、ルーク・スカイ、一応クラブの異能力者だ」


クラブってことは、強いってことだろうか


「お前たちの教育担当の、ルークだ、よろしく頼む」


律儀に挨拶をしてくれた。


「おーい、ルーク、ケルスに、ルナさんまで僕を忘れないでよ~」


後ろから来たのはいかにもチャラそうな人だった。


「おっと、紹介しよう、キルエ・ノバ、異能力者ではないが、一応能力だけでいったら、ハートだ」


「よろしく」


微笑みながら、俺たちに挨拶をする


「お前、監視じゃなかったのかよ?」

「そんな、怒んないでよ、ルーク、禿げるよ?」

「あっちは二人でイチャイチャしてるから、私たちは私たちでイチャイチャしようよ~」

「なんで、そうなるんだよ」

仲良さそうに、四人が話している。

「そろそろ、行こうか」

俺たちは、ルークさんと、キノエさんに連れられ移動した


「やあ、僕はコロン」

「俺の名前はクロ、よろしく?」

ここが、俺の新たな居場所になるのだろうか。



ースイスー

くたびれた、山奥の豪邸で、一人の男が、腰を下ろしていた

高価な着物に袖を通し、片手にワイングラスを持ちながら、記事を見ていた


「ガラムの功績は、素晴らしいね、一夜にして、国を半壊させ、組織をつぶせるなんて…」

微笑みながら、男は笑っていた

だが、その表情とは、裏腹にどこか、怒っていた。


「ルナ・ヴェルディ、思えば、あいつもやりたいようにやり始めてるな…」

ワインをクルクル回しながら話を続ける。


「軍に入ったときは、人を殺す勇気も、自分が死んでもいいという覚悟もないような子だったのに…」


その男の後ろでは、一人の手下が、片膝をつきしゃがんでいた


「ガラムを潰す、手当はあるんだろ?ィベルよ」

「は!計画は万全でございます。ところで一つお聞きしたいのですが、ボスよろしいでしょうか?」

「何かね」

イベルは、体勢を直し、話始める


「ボスと、ガラムのルナは、昔同じメンバーだったとお聞きしてますが」

「…」

「し、失礼しました。」

「よいのだよ、異能力者だけを集めて作った、組織、ギャングスターのメンバーだった」

「ギャングスターは、異能力者のスター、6人と、あるお方で構成された組織だ」

椅子から起き上がり、窓を向きながら、話を始めた


「私たちは、皆から恐れられていた、

世界に一人だけの術使いマゴラ・ザム

銃を使いこなし戦闘機にも引けを取らない、破壊王。ロム・デリア

剣王の名にふさわしい、勇逸のタクミ・イチノセ

恐ろしい頭脳と戦闘能力を持つ、文武両道ロミオ・ミリエルム

見たものの能力を使うことができる、新時代の王ルナ・ヴェルディ

そして…私とボスでつくられた」

話が終わると男は言った


「あの時は楽しかったよ、あのときはな…」

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