地に足を
地に足を
地に足を
僕にできるのは
せいぜい精一杯の背伸び
宙には受けない
空は飛べない
ちっぽけな僕は
ちっぽけなまま
それでも
手にしたいなにかを
目指して
つま先立って
手を伸ばして
どこまで行っても
いつまで経っても
それしかできないから
止まったら
多分もう次に止まってしまったら
動けないから
止まると死ぬ
そう格好良く
言い換えることだって
できるかもしれないけれど
そんな威勢のよい言葉は
僕にはあまりに不釣り合いで
後ろ向きでは
なくいたい
後ろ向きだって
進んでいたい
なんか良くわかんないか
そもそも
後ろ向きで進んだら
転んだりぶつかったり
大変そうだな
地に足を
地に足を
一歩ずつ
一歩ずつ
きっとそれが
不器用な僕にとっては
一番の近道
近道というより
ちゃんと自分を信じて
歩いていける道




