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第6話:宿泊学習〜1日目・後半〜

私達は休憩が終わった後、皆で工作があった…

しかも作るものが、竹とんぼ…

幼稚園じゃないんだし…

「芽衣〜竹とんぼだってぇ!!超有り得なくなぁい!?」

「確かにダサいよねぇ!しかも、佳奈恵と違うグループだからつまんないしぃー。」

「だよねぇ〜。」

なんて話しながら工作をする教室へと向かった。

2つの教室でやったから、人が多くてやりにくいって事はなかった……

でも、竹とんぼはカッターなどなかなか女の子が使わないような物で作る…私はしばらくずぅーっと材料を眺めていた…。

当然、同じグループの男子は自分の事をやっていた…。

「もぅっ………。出来ないっ」

なんて言ってたら、亘先生が来たっ!!

これは、ビックチャンス!!逃す訳にはいかないっ!!

「先生〜出来ないっ!!」

「ちょっと待ってて。」と言って先生は行ってしまった。

どーいう事!?まぁ、いいかっ待っててって言ったし、なんて思ったら先生が私の為にわざわざカッターなどを持って来てくれたのだ!!

先生はやっぱりなんかズルイ…。

そう思った…。

「はいっ一緒に作ろっ」えっ…一緒に!?

私は思った…。そしたら先生が私の手に先生の手を重ねてきたっ!!

ドキっ!!えっ嘘だっ!!私は軍手をしてたけど、白く温かい手で重ねられるとドキドキが止まんなかった。しかも、すぐ隣に先生が座ったから横を見たらキスできちゃうような近さだった…。

ドキドキ、ドキドキ…。先生の温もりを感じてまたドキドキが増す…。

なんて私が考えてたら… 「はいっ!!出来たっ後は自分で頑張ってっ」

と言って先生は行ってしまった…。

今のはなんだったの??ドキドキし過ぎてわかんなかった…。

あっ!!もうすぐ時間だっ!!早く作んなきゃっ先生の作ってる所を見ていた為自分で最後までなんとか出来たっ!!


「佳奈恵〜出来たよっ」

「うちもっうちもっ出来たよた!!外に飛ばしに行こっ!!」

私達は外へ竹とんぼを飛ばしに行った!!

私のも佳奈恵のも竹とんぼは大成功っ!!高く高く飛んで行った…。

「あっ!!佳奈恵っちょっと着いて来てっ!!」

「あっうんっ!!芽衣、どぉしたの??」

「いいからっ」

私は佳奈恵を連れて、亘先生の所へお礼を言いに行った。

「先生〜。竹とんぼ、大成功でしたっありがとうございましたっ!!」

「あっ本当に!?良かったぁ〜!!どーいたしましてっ」

あぁー!!!!やっぱり先生はズルイよっその笑顔!!またドキドキしちゃうっ!!

佳奈恵が後から、

「そぉいう事かぁー。さっきの竹とんぼ作りで仲良くなっちゃった訳ねぇー。」

「うっうん…。まぁねっ(笑)」

「もう〜隅に置けないなぁ〜(笑)」

なんて言ってた…。


まぁ、夜ご飯を食べたり入浴したりで夜になった。

さぁっ1日目最後のビックイベントっ!!

肝試しっ

外に出たら、真っ暗だった。

「芽衣〜怖いよぉ一緒に居てぇ!!」

「うんっ一緒に居たいのはやまやまなんだけど、グループ違うからねぇ。頑張って!!」

「うんっ頑張るっ」

佳奈恵はこーいう怖いの苦手なんだよなぁー。

いつもとは全く違う。

「えー。では、先生が怖い話をします。」

と先生がいつもより低い声で言った。

私は、怖い話が好きだから真剣に聞いていた。

そして、話は終わった。

「はいっでは、1組から順に行って下さい。」

そして、肝試しスタート!!山の方に行くらしく、山の方から叫び声が聞こえてきた。

私は怖い話は好きだけど、なぜか体験するのは苦手。

「芽衣〜次私達だよぉ!!」

「頑張ってねっ応援してるぅっ」

「うっうん!!頑張るよっ」

と言って佳奈恵は行ってしまった。

あ〜もうすぐだぁー。

少し経ってから、

「はいっ次っ」と私達のグループの番が来たっ!

よしっ頑張ろ!!

私は女子と固まっていた。すると、後ろからがさがさっと音がした…。

「きゃーっ!!」女子の叫び声にビックリし、男子も逃げる。

その瞬間、私は足を滑らせ下り気味のとこに落ちていった!!

ズッドーンっ

「痛っ。」

足を見ると血が出てた。足が痛い為動けない!!

「皆〜どこぉ??」

誰も返信が来ない。

他のグループが来ても、皆走って行く為助けてくれない。涙が出てきた…

傷口に涙がしみる…

「痛い…。怖いよ…。」

すると、どこからか聞き覚えのある声が聞こえて来た…

「板倉さぁーん!!」

亘先生だっ

「亘先生〜ココですぅ!!」

思いっきり私は先生を呼んだ。

「板倉さん!!捕まってっ」

私は先生の手を掴み、先生が私を引き上げてくれた。

「板倉さん、ゴメンねっ早く気付いてあげれなくて。グループの皆も焦ってたみたいで…。他の先生もまだ脅かしていて…ゴメンねっ」

「ううん…。先生っ助けてくれて、ありがとうっ」

私は涙が止まらなかった。そんな私の頭を先生が優しく撫でてくれた…。

「亘…先生。」

私は亘先生に飛びついていた。

「怖かったぁ」

「うん、うん。ゴメンねっ。早く気付かなくて…。」

私はしばらくずぅーっと先生から離れなかった。

「あっ亘先生ゴメンなさいっ飛びついたりして…」と言って私は先生から離れた。

「ううん。いいよっ。」と言ってまた先生が私の頭を撫でた。

先生…。やっぱズルイよ…。また、好きになっちゃうじゃん。

「じゃあ…行こうかっ」

と亘先生が歩き出した…

「あっ先生私、足滑らせて足ケガしたんです…。」

先生は持っていた懐中電灯で私の足を見た。

「本当だ…。ヒドイ擦り傷だね。じゃあ…。」

と言って先生は私をお姫様抱っこしたのだっ

「わっ!!」私は余りにビックリしたので、声を出してしまった。

「しっかり掴まってて!」

「あ…はい!!」

私は先生の首に手をまわした。先生と鼓動と私の鼓動が重なる…。

「板倉さん…ドキドキしてるでしょ?」

先生はイタズラぽく笑った。

「なっ…してないですっケガしたから仕方ない!!」

なんて言いながら先生に抱っこされてた…。

「あっ…。」

先生が立ち止まった…

「えっ先生…何?」

「星が綺麗…」

先生は夜空を見上げた。

「本当だ…綺麗…。」


でもね。先生…私あの時星を見て綺麗…。って言ったでしょ?でもねっ本当は先生しか見えてなかった…。

私と亘先生は水道場へ行き、血を洗った。

そして先生に手当してもらった。

「先生、本当にありがとうございましたっ」

「いいよっ!!どーいたしましてっ」

そして、私と亘先生は皆が居る所へ行った…。

「芽衣〜」

「佳奈恵〜」

「芽衣が居なくなったって聞いたから、心配だったけど…亘先生と居たんだぁ」

ニヤっと笑う佳奈恵に私は今まであった事を話した。

「えーっお姫様抱っこぉ!!ってか、私思ったんだけど、先生以外に芽衣の事気になってるんじゃない?」

「はぁ〜そんな事ないよぉ(笑)」

と言った。


しかしこの日から私と先生は少し秘密の関係になったよね…。


そして、楽しい宿泊学習は幕を閉じた…。

どーでしたかぁ?最後の芽衣の言葉「秘密の関係」気になりますよねっ楽しみにしていて下さいっ若でしたっ♪

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