第4話:初★授業
さぁ!!亘先生の授業が楽しみですねっ!ぜひ、見て下さいっ
私は朝早く起きた。
くせ毛の髪をしっかりまとめ、スプレーでふんわりさせた。
「これで、よし!!」
何故か笑えてくる…
こんなに必死でオシャレしたの、初めてかも…
「ヤッバっ!!遅刻するぅ〜行ってきまぁす!!」
「おぉー!芽衣オハヨー!!あれなんか盛ってない?」
「あれ?佳奈恵もう気付いたぁ!?うん!!少し盛ってみましたぁ!!」
「芽衣カワユイぃい〜それなら、亘先生イチコロだねっ!!」
えっ…
さすが、佳奈恵…
気付くの早いなぁー。
キーンコーン、カーンコーン
1時間目は国語だった…まあ、ほとんど授業っていうより先生の自己紹介とかそんなんで、1時間が過ぎていった…
そして…
待ちに待った2時間目…
「芽衣!!いよいよだよ!!」
「う…うん。」
キーンコーンカーンコーン
「あっ私席に着くねっ!」
私が席に着いた瞬間…
ガラっ
「始めまぁす!!」
やって来た…
待ちに待った…
先生が…
私は1時間ずぅーっと
先生の顔を観察(?)していた…
長くのびたまつげ、
笑うとできるえくぼ、
透き通るような色白、
たまに見せる上目…
すべてが愛おしく見えた…
キーンコーンカーンコーン
あぁ…
楽しみにしていた時間は本当に早く終わっちゃうな…
「起立!気をつけ!これで理科の授業を終わります!」
「ありがとうございました!」
「ありがとうございました!」
先生はそう言って軽く頭を下げて行ってしまった…
あーあ。
いつかお話できたらなぁー。
「芽衣!!理科の時間ずぅーっと先生見てたでしょ!ばれるつーのっ!」
「えっ!嘘!先生に気付かれたかなぁー!!」
「大丈夫でしょ!!あっ!芽衣、5月に宿泊学習あるでしょ?」
「うん…あるけど…それがどーしたぁ?」
「あれ!副担も来るから=亘先生も来る!!」
「嘘!!マヂ!!やったねっ!!」
「なんだぁー。芽衣、なんだかんだ言って亘先生気になってんじゃーん!!」
「うるさぃ〜(笑)」
私はこの時心からうれしかった…
あの時からだよ…
先生…
先生の事もっと好きになったのは…
どーでしたか?先生の事を好きになった芽衣の気持ちを上手く表現できたなぁーと思います!次回もどんな展開になるか!?お楽しみにっ!!若でしたっ!!