第3話:始めて交わした言葉
「えー学年集会ではね、皆静かで先生ビックリしたよ…では、明日について連絡します………」
あー。なんでだろ…亘先生が頭から消えないっ
私馬鹿だぁー!!!!!頭いかれてるよぉぉお
そう思ってる時、担任が言った連絡が聞こえた…
「えー明日は、授業が普通にあり、えー数学と国語と理科があります。えー理科はね、さっきいた亘先生という若い先生が担当します。」
明日、理科あるんだ。
ってか、やっぱりあの先生若いんだ…
ふーん。
興味ないけどね…。
「えーでは帰ります。さようなら!!」
「さようなら!!」
やっと終わった。
家帰ったら、宿題もまだないし、昨日録画したドラマでも見るか…
「佳奈恵!!帰ろー」
「うん!!帰ろー」
「今日はいろいろと疲れたぁー。まぁ今日だけじゃなく、昨日もだけど…でさぁー……」
ぺらぺらと話す佳奈恵の話しをぼーっと聞いてた。
「あっ…」
「もう!!芽衣、話し聞いてるぅ?…あっ」
亘先生が向こうから来る!!
佳奈恵が急に、
「中学生は挨拶しないといけないんだって!先輩とか先生とか!!芽衣、亘先生に挨拶しよっ」
「さようならっ」
佳奈恵と同時に言った。そしたら、亘先生はこっちを見て優しく笑いながら、
「こんにちは。」と言った……
キレイなくっきり二重…笑うとえくぼができてた…
ヤバイかも…
「…衣、芽衣〜おーい!!」
「あっ!!」
「あっ!!ぢゃないでしょ!!ぼーっとして!!あっ!やっぱり少し意識し始めたぁ(笑)」
なんて、佳奈恵が言っても言い返せなかった…
だって…
本当なんだから…
先生…
覚えてる?
初めて交わしたあの、挨拶を……
私はあの時分かったんだ……
「先生が好き…」
どぅでしたかぁ〜?芽衣が自分の気持ちに気付きましたねっ!!次回もお楽しみにっ!!若でしたっ!!