夫婦の時間(デート) その1
いつもお読みいただきありがとうございます
3月某日
九州の松尾先輩から荷物が届いた。今年初の「筍」、大きめの物は米糠と唐辛子で下拵えをしておこう。
炊き込み御飯、土佐煮、天ぷらとこれからのメニューに使える。ありがたくいただきます。
今回送ってくださった中に、小ぶりな物もあった。よし、今日のお客様は「当たり」だ。
「こんばんは、今日日本酒にぴったりな美味しいオススメ何?
今日ね~お義父さんとお義母さんが21時まで姫とデートしてくださって久しぶりに旦那様と二人きりの夕食なの~本当にありがたいわ!」
「良いのあるよ、時間かかるけど安藤さん、何時頃来店するの?」
「後、30分くらいで来るけど」
「じゃ、もう調理始めるね」
「わ~い、楽しみ!賢ちゃん先に頼んで飲んでて良いって言ってたから、先に『生』下さい。」
「はいよ」
「豆腐の生海苔のせ」「だし巻き玉子の蟹あんかけ」「コールスローサラダ」のお通しを『生』と一緒にお出しする。
「きゃ~今日もお通し美味しそう!ちょっぴりを3品って本当に嬉しい!
ちなみに、おかわりって可能なの?」
「大丈夫です。そうおっしゃって下さるお客様以外と多いですよ。」
「そうなんだ~
今日のこれ「だし巻き玉子の蟹あんかけ」2個じゃなくて、一本分、一人前食べたい!」
「一人前の料金いただきますけど、それで良ければ」
「嬉しい!お願いいたします」
お通しからグランドメニューになった物は、こんな感じで作る機会が増えた事によるものだ。
「み~ちゃん!ごめん、待った?」
「お仕事お疲れ様
大丈夫~まだ『生』しか飲んでいないから」
「あぁ、良かった
大将~僕にも『生』下さい!」
「安藤さん、いらっしゃい。」
「鱒のフライタルタルソースかけ」「長芋の梅肉和え」「鶏チャーシュー」
早めに帰られる安藤夫婦には、時間がないだろう。せめて少しでも店の味を楽しんでいただきたい思いから、あえてお通しの品を変えた。
「…大将 いつもありがとう」
「…いえいえ」
「賢ちゃんのも、美味しそう!少し頂戴。
後、美味しかったもの追加で頼んであるから楽しみにしててね」
「さすが、み~ちゃん!」
「これ、日本酒にも合いそうだね!賢ちゃん、日本酒飲んで良い?」
「そうだね、姫ちゃんのお迎えまで後2時間切ったね!よしOK」
「わ~い!大将宜しく~」
現在19時15分
「後10分で焼き上がるからもう少々お待ちください」
「あぁ、アレね!待ってま~す」
「何?僕には内緒なの?」
「出てからのお楽しみ~!ね~大将!」
「はい(笑)」
「こんばんは~大将
おっとぉ~、すっごく甘い香ばしい匂い!何!俺も食べたい!それお願いいたします」
「いらっしゃい、ナベチャン30分くらいかかるけど大丈夫?」
「全然、大丈夫。でも先に『生』頂戴。」
ナベチャンのお通しは、安藤さんと同じものをお出しする。
「おまちどうさま」
先日、友人3人と一緒に行った居酒屋のメニューを参考にさせていただいております。
大将、メニューのせても良いと言っていただきありがとうございます。感謝です




