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基本能力(ステータス)最弱の旅  作者: 俊敏な鰯
第1章 王都生活編
4/4

第4話 王都への道

ちょっと文字量が変わりすぎましたね。

「お前等大丈夫か?」

今、俺達はアルオード王国の王都、パルリオへ向かっている。王都に行くには一週間位かかるそうだ。

「大丈夫です!」

代表してハラークが答えた。ハラークは多分強いと思う。下手したら否、下手しなくても負けるかもしれない。なのに何故俺に従うのだろうか?聞いてみることにした。

「なぁハラーク、お前なんで俺に従ってんの?」

「どういった意味でございましょうか?」

「いや、お前俺より強いだろ。普通は自分より強い人に付いていくもんじゃないの?」

「いやいや、謙遜しすぎですよ。それに前にも言ったでしょう。勘ですよ、勘」

「いや、謙遜とかじゃなくて、普通にお前の方が強いだろ。後、よく勘でそこまで行動すんな」

「勘には自信がありまして」

勘に自信とかあるんだ。

「ん、あれは森かな?」

「そのようですね」

「森は魔物がいそうで怖いな」

「大丈夫ですよ」

「何処にそんな根拠があるんだよ」

「勘ですよ、勘」

ですよねー

「そういえば、お前等ってアルオード王国に入れんのか?」

「アルオード王国では亜人と呼ばれる魔物と(表面上は)仲良くしておりますので」

「へーそうなんだ」



「うわー森は暗いな」

「松明もってこれば良かったですね」

「まぁしゃーない。ところでさっきからなんか生臭くない?」

「クンクン。確かに生臭い臭いがしますな」

「行きたくないけど、匂いがする方行ってみるか」

そして、俺達が見た光景は2m程の魔物と聖職者が戦っている光景だった。

聖職者には護衛もいたようだが、もう既に死んでいた。2m程の魔物はオーガだろう。しかし、そんなオーガは強くない筈なんだが、まぁいいや。流石にここまで見て、素通りは出来ないからな。助けるか。

「ハラーク、子供達を連れて退いといてくれ」

「了解」

エネルギーボールぶち込んだらいけるかな。

「エネルギーボール!」

俺が放ったエネルギーボール(5発程)は見事オーガに当たり、オーガを倒した。しかし、いくらなんでも弱すぎるだろう。

「な、なんだ。あ、もしかして貴方がオーガを倒してくれたのですか?」

「あぁそうだ」

「ありがとうございます。そうだ名前は?」

「俺はタカオだ。お前は?」

「あ、私はエイガーという者です。一応大司祭です」

大司祭か、偉いのかな?おれは宗教に疎いのでよく分からないんだよな。

「に、しても何でオーガに負けたんだ?護衛もいたのに」

「神聖魔法を使ったのですが、邪性魔法で相殺されて・・・・・・」

「邪性魔法?」

「はい、神聖魔法の対となる魔法で同等の力を持ちます」

「あれ、もしかしてそれって」

どうやら気づいた頃には遅かった様だ。

「邪法結界」

「あ、これは・・・・・・」

「言ってた邪性魔法ってやつか」

「これは範囲内で神聖魔法が使えなくなり、邪性魔法の威力を上げる結界ですね」

ふーん結構強そうだな。つうか魔族が元々強そう。でも、魔法とスキルは俺には意味無いんだよな。

能力魔法無効化!

「な、何だと!」

「おっとあんたが今回の犯人かな」

「ライトニング」

「人の話聞かずに魔法撃ってくるとか、どういう神経してんだよ」

無効化っと。

「な、魔法が効かないだと!ならば、これでどうだ!」

どうやら、魔法での攻撃を諦めて剣を魔法で飛ばして攻撃してきた。

その、機転の良さは良いと思うけど、こっちだって魔法ぐらい使えるんだよな。

「エネルギーボール」

剣は俺のエネルギーボールで砕けた。

「くそ、ならばこれでどうだ。

魔物召喚!」

魔物を召喚し、攻撃する策に出た様だ。でも、召喚されたのはオークやハイクウルフと言ったそうたいしたことの無い魔物だ。これ位ならエネルギーボールで十分倒せる。

そう思ってエネルギーボールを放ったのだが、それは甘かった様だ。魔法で土や石をエネルギーボールに的確に当ててきて、エネルギーボールが魔物に当たる前に爆発させてくる。

機転も効くし、魔法まかなり使える。はっきり言って正面切って戦える相手じゃないだろう。

このまま続けても意味は無いだろう。恐らくエネルギーボールが進化?強化?される事はないだろうし。

俺がどうしようか考えていると、エイガ―が助太刀してくれた。

「ホーリーランス」

そう、エイガ―が言うと白い光を放つ槍が現れ魔族に向かって飛んで行った。

これにより、魔族の体制が崩れ、魔法のコントロールが悪くなり、エネルギーボールが直撃した。

「ふぅこれで終わりかな」

召喚された魔物も消えたみたいだ。

「はい、恐らく。あ、それでお礼はどうしたら?」

「いや、別にいらないんだけど。まぁいつか頼むと思うからそん時によろしく」

「では何か用があったら、パルリオの光神教本教会へ来て下さい」

「分かった、じゃあ」

「はい、本当にありがとうございました」


「ハラーク大丈夫だったか?」

「はい、特に何事もなく」

「そうか、それなら良かった」

「ところで、何と戦ってたんですか?」

「魔族だけど」

「え、魔族?本当ですか?」

「いや、本当だけど、どうしたの?」

「いや、魔族は人間が対抗するのは非常に困難なので」

「そうなんだ、まぁ確かにそうか」

「じゃあ行くぞ」

「分かりました」

出来れば、GW中に短編を一個書きたい!

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