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男子高校生のとある学校生活  作者: 彩島 明樹
序章「モノガタリガハジマル」
5/25

ちょっと休憩「あの・・・先生?やっぱりそれっていじめですよ、ね?」



「おい、赤丸。じゃあ、お前のこの問題といてみろ。」

ち。折角、おれたちの、出会いを気持ちよく語っていたところで。まぁ、ちょうど良かった。区切りのいいところで。それにそこが、あいつのところで。それにしても、

「おい、今堂!なんだそれは。まだ習ってない公式じゃないですか。そんなもん、俺なんかにわかるわけないじゃないですが。」勉強ははっきり言って得意じゃない。とくに、物理は嫌いだ。授業もその言葉も。

物理法則?そんなのしらん。知ってたまるか。そんなもんがあるから、この世は、面白くないんだ。俺は、一人心の中で愚痴る。

「おい、赤丸。だから、前から言うように、先生をつけろ。先生を。呼び捨てとかひどいだろ。失礼だろ。年上は敬うものだぞ。」

知るか。今堂のくせに、年長しゃぶってんなよ。ってそうか、今堂はもうおばあさんなんだ。

「赤丸~。お前は何か勘違いをしているようだ。この学校の中でも、まだ君たちと年が近い方なんだぞ。それに、おばあさんとなんだ。せめておばさんにしろ。おばあさんと言われたのは、今のお前が初めてだ。」

なんとそうなのか。愕然とした。今俺たち授業を行っている、この女教師は、どう見ても、30は、いっているだろうとみな予想していた。

この先生、若かったんだ。そう皆心でつぶやいていただろう。これだけは、予想がつく。絶対に外さない自信があるね。それに、なんて地獄耳だ。

「・・・まぁ、いいや。お前が空なんか見ながらボートしてるから、もしかしたら死んでんのかもとかおもっちゃってさ。そりゃもちろんこっちだって、おまえが、これを解けるとは、到底思っていないからさ。いいよ気にしないで。だから、座れ。」

じゃあ当てるなよ。

「だから、おまえの、生存確認だって言ったじゃん。そう切れるな。」

俺は切れてなんかない。ひねくれてもない。

ん?今堂がなんか言ったような。まぁいいか。遠いし。ぼそぼそのひとりごとだろう。そして、今堂も、入変えたように明るい声で、

「じゃあ、白井後は頼んだ。」

なんていいながら、つまらん授業は再開された。さすが大輝。今堂の助け舟、お疲れ。

俺も人物紹介を続けるか。でも、やっぱり、あいつのことを話すのはなー。やっぱやめていい?あ、だめ?そう。まぁいいや。じゃあ、仕方ないから話すけど、みんなきちんと聞いていてね?今までの二人と違って、あいつの話は、あくまで、一方的なおれの意見なんで、そこだけわ、よろしく。


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