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憧れの元ヤンギャルママ(30)が可愛すぎる  作者: ナカジマ
第3章 家族という関係
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第67話 男なら一度ぐらいは、ねぇ?

 傷を舐め合うセフレから、恋人になってからのリサ姉は、以前ほど影を感じさせなくなった。

 不倫からの離婚という悲しみから、半年以上経過したからなのか、それとも別の理由からか。

 俺が居るからだとするなら、それ程嬉しい理由はない。ただ自惚れは厳禁だ。俺は一度、失敗しているのだから。

 恋愛はとても難しい。真摯に対応したつもりでも、伝わらない気持ちもある。

 自分が思っていた誠実さが、必ずしも正解とは限らない。相手がどう感じているかは、しっかりとコミュニケーションを取らないと分からない。


 一度の失敗と、新たに得た知識。タイプの違う年上の女性2人から教わった事。

 女性の心と接し方を知った今、同じ過ちを犯すつもりはない。知り合って10年以上経つからと、分かったつもりでいる気はない。

 言葉にしなければならない事は多い。以前に好意を伝えたからと、放置してはいけないのだ。

 好きとか愛しているとか、日常的に伝えないといけない。もちろん人にはよるけれど。

 例えば高嶺(たかみね)部長は、男性からの好意を求めてセフレを作っているのではない。

 恋人や結婚を必要と考えておらず、好みに合う男性と性欲の解消が出来ればそれで良い。


 だけどリサ姉は違う。再婚して家族を持ちたいと考えている。もう一度家庭を築きたいのだ。

 娘と離れて暮らしている以上、また自分の子供を欲しいと願っている。

 別れてしまった彩智(さち)は、どうしたかったのだろう。本来の目指していた未来と、随分とかけ離れてしまった。

 少なくとも俺と付き合っていた頃は、27歳ぐらいで出産を考えていた筈だ。

 こんな社会人になったばかりで、妊娠など望んでいなかった。だと言うのに、こんな結末となった。

 あれから連絡は来ていないが、少しはマシな結果になっていたら良いのだけれど。


 何であれ、3人の女性を見るだけでも全然違う。誰が何を望むかは、それぞれ違っている。

 だから恋愛の正解なんて、相手に合わせて考えるしかない。それが高嶺部長から教わった事だ。

 こうしていれば良い、という行動もある。傾向として、女性が好むベストな対応はある。

 しかしそれが、何時でも何処でも通用するわけではない。それが俺の、間違えてしまった要因。

 定番の意見ばかりを見てしまっていた。それが彩智にとって、重要かどうかは分からないのに。


 初めての恋人だったから、というのは言い訳にならない。無難な対応を選び続けた結果だ。

 だからリサ姉を相手に、愚かなミスを犯さない。そう思っていても、失敗はきっとするだろう。

 人と人の関係性である以上は、すれ違うのは避けられない。そう例えば、性癖に関する事とか。

 俺は興味本位に任せて、とある物をネット通販で購入していた。リサ姉に着て貰おうと思って。

 しかし今、全力で拒否をされている。そんなに嫌がられるとは思っていなかった。

 金曜日の夜、夕食を済ませていつもの時間を迎えた時に、とあるお願いをしたのだが。


「何でこんなん買ったん!?」


「その……リサ姉に着て欲しくて」


 床に置かれているのは、安っぽい作りの制服。実在しない架空のそれっぽい女子高生の。

 俺と出会う前のリサ姉が、かつて着ていた衣装。写真でしか見る事の出来ない過去。

 だからこそ、着て欲しいなって。絶対に今着ても可愛いと、自信を持って言えるから。


「30歳にもなって、女子高生のコスプレはキツイて!」


「いやでも、リサ姉なら大丈夫だよ」


 これまで何度もセックスはしたけど、コスプレをして貰った事はない。

 ちょっとしたアクセントと言うか、マンネリ回避じゃないけれど。今までと違う事もしたいなと。

 ずっと同じではいけないと、高嶺部長からも教わったし。ちょっと意味は違うかも知れないけど。

 ただ刺激にはなると思うんだよな。俺としては、普段より頑張れると思う。

 10代だった頃のリサ姉と、致すみたいでテンションは上がる。どうやっても、その頃のリサ姉とは出来なかったわけだし。


「昔のリサ姉も可愛かったから、見てみたいなって」


「……その言い方はズルいんとちゃう?」


 どうにかゴリ押しで通せないだろうか。これを通せたら、色々と行けそうな気がする。

 チャイナドレスとかも、似合うと思うんだよな。リサ姉はスタイルが良いから、あの手の衣装も似合う筈。

 今まであんまりコスプレに興味は無かったけど、リサ姉に着て貰えるとすれば話は変わる。

 たまにで良いから、普段しない格好を見てみたい。例えばクリスマスに、ミニスカサンタとか。


「一輝君、案外スケベやない?」


「こんな趣味に開花するとは思わなかったよ」


 リサ姉の指摘は全く否定出来ない。その通りでございますとしか言える事はない。

 ただ勘違いして欲しくないのは、こんな事をお願いするのはリサ姉だけだ。

 高嶺部長にだって、コスプレを頼んだ事はない。滅茶苦茶エロい下着を着ていた事はあったけど。

 それだって、高嶺部長が自分からやった事だ。俺が自分から頼んだ事じゃない。


「1回だけ、今夜だけ着てみない?」


「そうは言うてもさぁ……」


 女子高生なリサ姉と、エッチな事をしてみたい。一度考えたら、もう抗えなかった。

 ちゃんとした制服じゃないけど、そんなのは構わない。あくまで雰囲気だけの問題だ。

 しかし着ている衣装の影響は、案外馬鹿にならない要素だ。高嶺部長にそれを理解させられた。

 世間一般で言うところの、勝負下着を知ってしまったから。あれはあれで、凄く良かった。

 いつかリサ姉も、着てくれないだろうか。そっちは無理でも、チャイナドレスぐらいは見たい。


「そんなに着て欲しいん?」


「是非ともお願いしたい」


 今後色んな姿のリサ姉を、見る事が出来るかどうか左右する話。とても大事なイベントである。

 恋人になったからこそ、特別な関係でありたいと言うか。要求内容に対して、少々大袈裟かも知れないが。

 でもそう変な欲求ではないとも思うんだよな。好きな人の、普段見れない姿を見たいと思うのは。


「…………写真とか残すのは無しやで」


「約束するよ。絶対記録には残さない」


 本音を言えば写真を撮りたい。女子高生なリサ姉の姿は、絶対に可愛いのだから。

 しかしここで着てくれるというなら、脳裏に刻み込むだけに留めよう。

 例え今夜しか、着てくれなかったとしても。そうなっても忘れないように。

 リサ姉とのコスプレエッチなんて、最高に決まっている。忘れられる筈がない。


「……今日だけやで」


 恥ずかしそうにしながら、リサ姉が了承してくれた。リサ姉が渋々ながら、脱衣所に制服を持って行く。

 着替えて出て来るのを待つ時間が、異様に長く感じた。待ち遠しくて仕方ない。


「こ、こんでエエの?」


「……おお、可愛い」


 女子高生の制服を着たリサ姉が、目の前に居る。なんて素晴らしい光景だろうか。

 昔の制服とは違うとしても、そんなのは些細な問題に過ぎない。女子高生っぽく見えるかが大事だ。

 小麦色の肌をしたリサ姉の、ギャル感が満載の女子高生姿。妙に短いスカートと安っぽさが、余計とエロスを感じさせる。

 こんな風に恥ずかしそうにしているのも、あんまり見られない姿だから興奮を誘う。


「最高だよリサ姉、思った以上だよ」


「……これ、喜んでエエんか?」


 褒めているんだけどな。大人の色気を纏っているのに、女子高生っぽい雰囲気はある。

 女子高生という年齢で無いのは分かっている。その現実と、見た目のギャップがたまらない。

 こんなに妖艶な女子高生なんて居ない。だからこそのエッチな感じというか。

 言葉で表現するのが難しい。とにかく可愛くて、エロくて理性が吹き飛びそうだ。

 今までにない盛り上がり方をした俺は、かなりハッスルしてしまった。少し頑張り過ぎた俺は、もう二度と制服は着ないと言われてしまった。

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