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医者目線1 人生が変わったあの日

私はアメデオ・シュランク。好きな事を伸ばそうと17歳の頃医者になった。何でも軽くこなせてしまい、天才と評され、ついに20歳の頃、宮廷医師(王族に仕える医師)にまでなった。よかったと思うだろうか?私は最初断った。それでもだめだった。無理やり宮廷医師にさせられたのだ。それからというもの、しょうもないことで呼んで呼んで、自分の大切な時間が欲しいものだ。それでも耐えた。もう我慢できない。そう思った時、四大公爵のうちの一つアイルハート公爵家に呼ばれた。宮廷医師を呼ぶなんて滅多にない。よほどの重病なのだろう。やっと皇族から解放だー!てゆーか久々の普通の病気だー!失礼だと思うがまともな病気が回ってきて嬉しいんだ!張り切って1時間かかるところを滅多に使わない空間魔法で行った。そしたら5分でついた。よぉーし!そうやって行った公爵家では寝ている少女がいた。5歳くらいだ。(6歳らしいが)早速、ワクワクしながら診察を開始した。ん?これ…起きてないか…?

『う〜ん。起きてますよね。お嬢様』

少女はゆっくりと起き上がってきた。

「ど、どうして分かったんですか?」

驚いてる。なんでバレたんだ、バレないと思っていたのにとでも言いたげな表情

『睡眠時の心拍数と呼吸数ではなく、緊張気味の時とにていたからです』

緊張していたんだよね〜、わかるよ〜?だって私に回ってきたってことは何人もの医師に診てもらったんだろ?緊張するなという方が無理だよ。

「そんなのもわかるんですね」

そうなんだよ〜!すごいよね〜医療って。

『はい。医療は素晴らしいですよね。では診察を続けてもよろしいですか?』

医療が凄いのは自分のおかげでもないのにドヤ顔で言ってみた

『はい。お願いします!』

診察を続けていると妙に思った。

何かおかしいぞ…?あ、この子は特殊体質か。きっと魔力を吸収するんだな。

それにしても…これは……………このモヤはなんだ…?どこかで見た気がする…ような?

あっ!学生時代に本で読んだやつだ!えっと確か、あれは…

『魔王がいた世界とその影響』って本だった気がする…

幸いあの本は内容を全部覚えてる。暗唱も出来るはず。

それで、えーと、あの本の16ページ…「邪気による影響」…ってやつかな…?

〚邪気にさらされた人は最初は風邪のような症状ですが次第に弱り、最後は体を蝕んで死んでしまいます。唯一光魔法で治すことができ、光魔法使いを讃えていました。今、邪気が現れ、さらされるとその瞬間死んでしまうと言われています〛

邪気?これは邪気のせいだっていうの?え、死んでないよ、?耐性があるのかな。一体どこで?

邪気に関するページは43ページ目の「邪気とは」…

〚邪気とは魔物や魔王が持っており、もう現代では存在していません〛

ですよね~?えーとそれで、

〚昔、動物や人が死んでいたり弱っていたりするのは邪気のせいでした。なので動物や魔物には触るなと言い伝えがありました。〛

ほうほう。なるほど…?

〚魔物や魔王がとても多くの邪気を持っていたとされています〛

これで情報を得られたはず。これは……信じがたいが邪気だ。存在しないと言われる邪気。まだ残っていて、おそらく死んでいたり弱っている動物に触って特殊体質で吸収してしまったのだろう。

私には魔力が見える。私も特殊なのだ。目が皆と違う。魔力のオーラっぽいのが見える。

ちなみにこの子は闇魔法と、水魔法が使える。水は弱いから誰かのを吸収したのだろう。闇はとっても強いな。元の適性だと聞かされても疑問に思うほど高い…。…こんな数値…、人も耐えられるんだなと思ったほどだ。

色々と分かったので夫人を追い出した。人聞き悪いがまぁいい。邪魔だったんだ。こんなの聞いてほしくもないしな。ここからは3話で読んだだろう?なので省略だ。


そしてあの子の部屋をでると夫人に会った。ここからは略なく話す。

夫人は心配そうに、娘は…?、と聞いてきた。

『大丈夫ですよ、治してみせます。きっと』

流石の私でもお手上げ状態だけど、治療はするつもりなので悪化はしにくくなるだろう。少し回復するかもしれない。でも、必ず治してみせる。

「あの…少しこちらへ」

そう言われて来客室まで移動した。

「娘は、娘はどうなんですか…?治りますかっ」

『お嬢様が治る確率はとても低いです。奇跡が起きても完治は無理だと思…』

「せめて回復だけでも…!」

いや、被せないで聞いて?今、お嬢様が治る確率はとても低いです。奇跡が起きても完治は無理だと思います。普通の医者ならね、って言おうとしてたところ!!私がずっと光魔法あててたら少しは良くなるよ?私の光魔法弱いし、お嬢様闇魔法強すぎだから完治は無理だと思うけど…。

『最善は尽くしますが、回復もあまり期待はできないと思います。…普通の医者ならね。私に頼んだからには完治に近い状態にしてみせます。おまかせ下さい』

「あ、ありがとうございますっ!それで…あの後、何の病気か分かりましたか?」

『そっ、それはーすみません、まだよく…』

「そう…ですか…」

それからはよく覚えていない。

本当に邪気なんてあるんだな、私の光魔法なんか効くかな、闇魔法と光魔法は相性悪いんだよな。

そう考えているうちに気づいたら馬車に戻っていた。

なんてこった。

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