生涯の師
今回は短めです。
帝国1000年新たな命が生まれた。
その赤子の名前はルドガー・アース・ビルクード、アース帝国第三王子数奇な運命を背負ったその赤子は、帝国民皆の祝福を受け世界に降り立つ。
大きな声で泣き叫ぶ少年が3歳となる頃彼に専属の家庭教師がつく、男の名前はダイキ・カトゥルー少年にとって生涯の師匠との出会いだ。
天真爛漫なその少年は、十歳になる誕生日に家庭教師であるダイキ・カトゥルーに衝撃の告白を受ける。
「この世界はまもなく終焉の時を迎えるそれを止められるのはルドガー王子ただ一人だと。
だから私と一緒にダンジョンに潜って欲しいそうすれば世界は救われるのだから、その代わり私はあなたに世界を守れるだけの力を与えよう」
少年は最も信頼する男であろうとあまりの突拍子のなさに思わず笑う。
しかしルドガーも王子とはいえまだ子供英雄の様な強さに憧れる年相応の少年だった。
「ダイキが言うならば本当たのだろう、分かった俺に世界を守れる力を与えてくれ。」
その時少年は知らなかったこれから待ち受ける未来を、その修行がいかに辛辣で地獄のような過保護レべリングの日々の幕開けだったこと………