『S』
投稿が遅れて申し訳ありません。
家のWIFIがなぜか使えなくなり、このような遅れが出てしまいました。
決してしっそうではありませんので
これからもよろしくお願います
月歌「どうした『正義の味方』よ、何故向かって来ない?怖じけづいたのか?『殺し屋』が聞いて呆れるぜ?」
魔法使い「くっ!」
魔法使い「〔まさかこの私の魔法が破られるとは…計算外だ。・・・このままじゃまずい。命令とは少し違ってくるが、こいつも消さなくてはならないか…!〕」
魔法使い「《水》【水泡山】!」
"パァン!"
水泡が月歌の前で弾ける。割れた破片が月歌に…
刺さらなかった。
月歌は全て弾いていたのだ。
月歌「お前等…遊んでんなよ…」
"ダンッ"
月歌が床を重いっきり蹴り、魔法使いに接近する。
魔法使い「!」
月歌「ふんっ!」
月歌「【右フック】」
"バギィ!""メキャッ"
魔法使い「うぎゃっ!」
魔法使いの後頭部が畳に減り込む。飛び散る微量の血。
月歌「お前はしてはならないことを三つしてしまった…」
月歌は魔法使いに近付き構える。
月歌「一つ。俺の今の主人に、そして主人だった者達に危害を加えたこと」
月歌「【踏み潰し】」
"ボキイ!"
魔法使い「うげあ!」
左肩を踏み潰す。
月歌「二つ。『S』という強大な『悪』を前にして『正義』をかたったこと」
月歌「【踏み潰し】」
"ゴギュ"
腹を踏み潰す。
魔法使い「がっ…はっ!」
月歌「そして三つ目…子供の草遊びのような拘束で俺の上に立った気になり、まるで俺とお前が同等の立場になったような口を聞き…」
月歌の細くも頑丈な足が魔法使いの顔にのる。
魔法使い「!」
必然に悟る次に潰される場所
月歌「増してや…」
魔法使い「この…食らえ!」
魔法使い「【火玉】」
"ボボゥ"
月歌「フン」
月歌「【注文】(オーダー)」ボソッ
"ジュッ"
魔法使いの放った炎の球が月歌の目の前で不自然に消える。
クレア「!」
魔法使い「貴様…まさか『強者』だったのk…」
月歌「【踏み潰し】」
"バギィ"
魔法使い「うげぁ!」
魔法使いの左腕が潰される。
月歌「勝手なことしてんじゃねえぜ…『死刑執行中』だぞ…?」
シホ「やめろ月歌!死んでしまうぞ!落ち着いて頭を冷やせ!」
月歌「頭を冷やすのはお前等のほうだ、仮にも俺に勝ち越し、主人となったもの、増してや『勇者の仲間』になろうという者達が、こんな明らかな『弱小の悪』を前にして見逃すだと、ありえねぇよ」
再び月歌の足が魔法使いの顔面を狙う。
魔法使い「!jかじぇdhjんづいえ!!」
次は殺される。その恐怖が魔法使いを混乱させる。
クレア「待ちなさい月歌!」
シホ「いや、構わん、やれ、月歌」
クレア「!シホ?」
月歌「よかった。今回の俺の御主人は素晴らしい方の様だ」
月歌が魔法使いを見下ろす。
月歌「今回は殺さずにすみそうだ」
"グググ"
月歌「…なぁ、おい?」
月歌が右足に力を込める。
魔法使い「だいんdcんぶうえうふhこいえうぃchるく!!?」
月歌「三つ目…子供の草遊びのような拘束で俺の上に立った気になり、まるで俺とお前が同等の立場になったような口を聞き五月蝿く騒ぎ立てたこと…最後のときぐらい黙ってろよ」
"ミシ…ミシ……バキィ!!"
月歌の右足に踏まれている畳が紅く染みていく。
シホ「…」
月歌「…お前等がおれのことを『奴隷』としてみているか、
『友人』として見ているかは知らん、興味もない。だが、
どちらであるにしろしっかりしてもらわないと困るのは俺だ。…『勇者』とは『殺しを行う勇気』も備えてなければならないそれを忘れるといつ『狂犬』に手を噛まれるかわからんぞ」
シホ「クレア…月歌の行動に正当性はない。しかし、やつの行いは我々がこれから行う計画に必要となる残酷さがある。」
クレア「…どうやらとんでもない人を仲間にしてしまったみたいね。私達」
シホ「あぁ、そのようだな」
月歌「何を今更…『S』とはこんなものだ…これを望まぬして『S』に何を望む・・・?」
クレア「・・・」
月歌は魔法使いの腰の上に腰掛ける。
月歌「計画の続きを聞こうか」
シホ「・・・。あぁ、どこまで話したかな」
月歌「国潰しについてだ」
シホ「あぁ、そうだったな、それについてお前にやってほしいことは…」
三人は計画について十分に話し合うとその日を終えた。
月歌の持つ情報と三人の『モード』について互いに公開し合い
改めて計画は練られた。
この国の寿命が一週間を切っていた。
現在電子辞書のほうでは26話を書いています。
脳内にはたっぷりアイデアがあるのに
早く展開が追い付けば・・・と悔しく思っています