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  作者: zaku
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 「それ」はいつも突然やってくる。

 

 「キーン」

 耳障りなラップ音。

 動かない体。

 得体のしれない何者かの視線。

 声が出ない。

 誰かが体を押さえつける。

 首を絞められるような感覚。


 そう。金縛りだ―

 

 医学的には、眠っているときの脱力と意識の覚醒が同時に起こっている状態を言うらしい。詳しいことはわからないが、簡単に言えば体は眠っているが脳は起きている、といったところだろうか。

 その反面、心霊現象や超常現象だと言う人も、もちろんたくさんいる。

 たしかに、科学や医学では説明のつかないような、奇妙な現象が多く報告されているのもまた事実だ。

 しかし、金縛りにあったことがある人間にも、実は本当のことはわからないのではないだろうか。

 なぜなら、金縛りにあうのは眠っているときが常だからだ。


 だから、カズはこう思っている。

 それは、夢だと―




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