昔は可愛かったのに
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。
注意事項2
今は可愛くないんですか?
とか切り返すかも。
――昔は可愛かったのに。
そう言われて返す言葉は何時だって決まっている。
人生において、何時も平穏無事。なんて事はない。何かしらの波があり、擦れて削られ、容赦なく仄暗い染みと皺を残していく。
其れは分かっているのだが、思わず口に出す事が少なくない。
それはむかしの無邪気さや、あどけなさを知っているからこそ出てしまうのだと思う。
「昔は可愛かったのに」
思わず目の前にいる彼女にそう言った。
ああ言えばこう言う。気に入らない事があると食ってかかる。言うことを聞かない。其れはもう、ある意味で当たり前な事なのかも知れないが。それでも。
彼女はさも平然と此方を暫し眺めたあとただ淡々とこう返した。
「今は可愛くないんですか?」
薄ら笑いを浮かべ、さも得意げな顔をして、ただそう言った。否定される事に一切の余念が無いような笑顔であった。
「……今も可愛いよ……」
そう切り返すと分かっているのだろう。だからこそあんな態度を取れる訳で。
「じゃあ、良いじゃないですか」
「そういう所が可愛くないんだよ」
人生において、平穏無事なんて事はない。別に自分の人生が波乱万丈。修羅の道。なんて思った事はないけれど、それでもまぁまぁ大変だった。
共感性の低い人に良いように扱われたり、我の強い人から引っぱたかれたり、環状的な人間に『お前は要らない存在だ』と叫ばれたり。
そうしてゆっくりゆっくりと錆びて行く。錆びて朽ちて、戻れないところまで来てしまう。
「本当に可愛くない。昔は可愛かったのに」
そう。私の事を言った。
昔はさぞかし可愛かったのだろう。無邪気で、否定せず、人を持ち上げて、良い気なった人間から適当に扱われても、平然とヘラヘラしていた。でも。
「戻れるなら戻りたいよ」
戻れないんだよ。
まぁ別に言われたことは無いんですけどね。
言われたら、こう返すかなって。
人間歳とる事に人間を信用しなくなるんですが。
※え、私だけかな?
割と平気で、善悪に関わらず人は人を利用するし、自分のことしか考えてないし。
※だからもっと好きに生きて良いって思ってるよ。
所詮、自分の為じゃん。
とか言われたら、
じゃあ貴方が思う、『相手のためってなんなの? 具体的に言ってよ。臓器提供でもすれば良いの?』
とか言い返せば良いと思うよ。
いっぱい居るからね。
自己保身に走る人なんか浴びる程。
全人類そうじゃない?
利用するだけ利用して、危なくなったら知らん顔。
とかね。
少なくないよ。
少なくないから、あんなに擦れてしまうんだ。
戻れるなら戻りたいよ。
戻る必要は無いし、戻っても何も改善しないから戻らないけれども。




