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昔は可愛かったのに

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/10/30

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

今は可愛くないんですか?

とか切り返すかも。

――昔は可愛かったのに。

そう言われて返す言葉は何時だって決まっている。


人生において、何時も平穏無事。なんて事はない。何かしらの波があり、擦れて削られ、容赦なく仄暗い染みと皺を残していく。

其れは分かっているのだが、思わず口に出す事が少なくない。

それはむかしの無邪気さや、あどけなさを知っているからこそ出てしまうのだと思う。

「昔は可愛かったのに」

思わず目の前にいる彼女にそう言った。

ああ言えばこう言う。気に入らない事があると食ってかかる。言うことを聞かない。其れはもう、ある意味で当たり前な事なのかも知れないが。それでも。

彼女はさも平然と此方を暫し眺めたあとただ淡々とこう返した。

「今は可愛くないんですか?」

薄ら笑いを浮かべ、さも得意げな顔をして、ただそう言った。否定される事に一切の余念が無いような笑顔であった。

「……今も可愛いよ……」

そう切り返すと分かっているのだろう。だからこそあんな態度を取れる訳で。

「じゃあ、良いじゃないですか」

「そういう所が可愛くないんだよ」


人生において、平穏無事なんて事はない。別に自分の人生が波乱万丈。修羅の道。なんて思った事はないけれど、それでもまぁまぁ大変だった。 

共感性の低い人に良いように扱われたり、我の強い人から引っぱたかれたり、環状的な人間に『お前は要らない存在だ』と叫ばれたり。

そうしてゆっくりゆっくりと錆びて行く。錆びて朽ちて、戻れないところまで来てしまう。

「本当に可愛くない。昔は可愛かったのに」

そう。私の事を言った。

昔はさぞかし可愛かったのだろう。無邪気で、否定せず、人を持ち上げて、良い気なった人間から適当に扱われても、平然とヘラヘラしていた。でも。

「戻れるなら戻りたいよ」

戻れないんだよ。

まぁ別に言われたことは無いんですけどね。

言われたら、こう返すかなって。


人間歳とる事に人間を信用しなくなるんですが。

※え、私だけかな?

割と平気で、善悪に関わらず人は人を利用するし、自分のことしか考えてないし。

※だからもっと好きに生きて良いって思ってるよ。

所詮、自分の為じゃん。

とか言われたら、

じゃあ貴方が思う、『相手のためってなんなの? 具体的に言ってよ。臓器提供でもすれば良いの?』

とか言い返せば良いと思うよ。


いっぱい居るからね。

自己保身に走る人なんか浴びる程。

全人類そうじゃない?

利用するだけ利用して、危なくなったら知らん顔。

とかね。


少なくないよ。

少なくないから、あんなに擦れてしまうんだ。

戻れるなら戻りたいよ。

戻る必要は無いし、戻っても何も改善しないから戻らないけれども。

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