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エピソード8
森の中、勇者ハムはまた岩の山を前に立っていた。
力持ちハムは片手で岩を持ち上げ、カゲハムは小石を手でコロコロ転がす。
忍者ハムは木の上で、ため息ひとつ。
「またか…」勇者ハムは頭をかく。
岩がゴロゴロ転がり、勇者ハムは必死で避ける。
小石が目の前でパチンとはじかれる。
「目潰しじゃないか!」勇者ハムは叫び、草むらに倒れこむ。
力持ちハムは笑いながら岩を積み上げる。
「まだまだだな」
カゲハムは小石を口でくわえ、忍者ハムに投げる真似をしてクスクス笑う。
忍者ハムは冷静に「落ち着け」とだけ言った。
勇者ハムは転がりながら、足に絡まった草を引きちぎる。
「俺、これで村に帰れるのか…」
岩と小石の攻撃が続く中、森はまるでカオス遊園地。
勇者ハムは転がり、跳ね、時には岩の下敷きになりそうになる。
「危ない!いや、むしろ面白い!」
カゲハムはニヤリ、力持ちハムは拳を鳴らす。
忍者ハムは木の上でひとり、静かにため息。
勇者ハムは草まみれ、泥だらけ、汗だくで立ち上がった。
「次は…どんな地獄ギャグが待ってるんだ…」
森の奥からは、岩と小石のぶつかる音が響き続けた。




