飛梅様、登場の経緯
本当はあとがきに書くことだと思います。
ですが、余りにも長かった。彼の登場にはドラマがありすぎて、四行程度に纏まる訳が無い.......。
という訳で短編に更新です。
タイトル通り、モデルとなった神様である『飛梅』様に着いて語りたいと思います。
私が今投稿している『御朱印が赤く染まるとき』を執筆途中、飛梅様を登場させる事を決めました。しかしモデルが神様であること、実体が伴わない事を含め、まずは参拝に行くことに決めました。
相手は神様です。そして故人故に口から出た言葉を通じて話し合う事が出来ません。話し合うことが出来ないということは、別の手段を用いて警告なさるということです。(実際、神様から恨みを買った事例も目に致しました。本当に気をつけねばならないことも)
そんな経緯から全力でお願いしました。
貴方様を登場させたいのです。貴方にとって不都合にならないよう、お名前を変更させていただきます。現世では色々と噂を耳に致します。それも事実だと思い、執筆したいと思います。でも今、貴方様はとてもお優しい神様だと思うのです。故に私が感じたままに描写させていただきます。何かございましたら、夢枕にお立ちになって、忠告をお願いします。どうか、宜しくお願い致します。
で、仮名を考える為に人名検索を行っていたら、「飛梅」という名称が目に入りました。内心、これしかないじゃん! と思い、命名させていただきました。その後、飛梅様のモデルとなった神様の伝説を調べると、思いの外当てはまっていました。正直絶句ものです。ご許可いただけたのかな.......と思い、お礼を何度もお礼しに行きました。
単純に怖かったのです。私の勝手な判断で良かれと思い、世に出してしまうのが。もしかしたら本当はそんな事思っていなくて、嫌がっているかもしれない。
そんな不純な動機でご報告に伺ったある日、御籤を引きました。書かれた和歌はとても優しいものでした。未だに疑問に思いながらもその場を後にし、駅に着いたその時、開け放たれた鞄の中に、もう一つ御籤が入っている事に気が付きました。開いていみると、最初に引いた和歌と同じものが書かれてました
一回の御籤代で二回分引いてしまったこと、それから改めてお礼を言いに行くために、再度神社に戻りました。もう一回分の御籤を支払い、余った小銭を賽銭箱に全て納めました。
気配は相変わらず優しかった。私はとっくに了承しているよ。でも君が認めないからこんな強行策に出た。そんな風に言われた気がしたのです。
お陰様で今も尚、なろう様から消される事もなく、更新を続けさせていただいてます。本当に感謝の念しかありません。
実はもう一方神様が登場致しますが、本編のネタバレ故に配慮させていただきます。
ちなみに『様』付けで呼ばせていただいているのもその為。
モデルとなった神様に失礼だったらどうしよう( º言º; )
というヘタレな精神からです。
如何せん相手様がどう思っているのかは、私にも分からないので.......。