プロローグ2
前回のあらすじ
学校に行ったら突然謎の光が!気がつけば真っ白な空間にいておじいさんが土下座していた。
おじいさんが土下座しているこの状況。どうにかしたいけど何もできない。
「とりあえず、顔を上げていただかないと意味が分からないのですが?」
おぉ!ナイスだ静華ちゃん!その調子で頭がフリーズしている私の分まで頑張って!と、
心の中でしずかちゃんに丸投げしている私。
すると、おじいさんが顔を上げた。...なんかおじいさん光ってない?
「いやぁ、すまんのぅ」
「謝られてもこちらも何がなんだか分からないので、単刀直入に聞きますがここはどこで、あなたは誰なのです?」
「そうじゃのう、ここは神達が住む場所、そしてわしはその頂点に立つ神じゃ。」
・・・「「「「は?」」」」
ハモった。え、何?おじいさんが神様?ここに神様が住んでいるの?意味がわからないんですけど。
頭が容量オーバーしそう。いや、もうしている。
「ふざけないでください!!そんな嘘に騙されるとでも⁉︎」
「嘘ではないのじゃ。事実、ここは地球上にはない空間じゃろう?」
そういえばなんか私達浮いてる?ていうか地面がなくない?ここ天国?ってことはもしかして...
「あの〜すいませ〜ん」
「ん?なんじゃ?」
「私達、もしかしてなんですけど死んでたりしてます?」
「ふむ、実はそうなんじゃ。わしのミスで君達は死んでしまったのじゃ...」
あ、やっぱり?あまりのことにみんなフリーズしてる。あ!あの静華ちゃんでさえもぼーっとして突っ立っている!というか、私達これからどうなるんだろう... なんてことを考えているとみんなが復活しだした。
「えぇ〜私達死んじゃったのぉ〜!」
「あ、ありえませんそんなこと!!」
「わ、わたくしいつの間に死んだのです⁉︎」
珍しくうろたえるひなた。まだ認めない静華ちゃん。いつの間にか死んでたことに驚いている美優ちゃん。まぁ、驚くよね〜。ん?私はなぜ驚かないのかって?私が質問したんだからある程度は覚悟してたよ。
って、神様ミスでって言った?
「あの、ミスで私達が死んだってどういうことなんですか?」
「あぁ、わしは神様じゃからのぅ、時々地球の操作なんかをしておるのじゃ。」
なんだ地球の操作って。そんなすごそうな操作初めて聞いたよ。
「その時にのぅ、わしがミスをしてしまってエラーが起こったのじゃ。そして、君達が間違って死んでしまったというわけなのじゃ。」
あぁ、なるほどね〜ってなるか!!どうして私達がそのエラーとかいうやつで死ななきゃいけないのよ⁉︎
「君達を死なせてしまったことは謝るのじゃ。しかしのぅ、わしは君達に頼みたいこともあるのじゃ。」
私達を死なせておきながら、頼みたいことがあるなんて呆れた神様だなまったく。
「それでぇ〜私達に頼みたいことってぇ〜何なんですぅ〜?」
「それはのぅ…異世界に転生してもらいたいのじゃ!!」
「「「「は?」」」」
またハモった。え、異世界に転生?は?