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ここまで、来るのに一見長い不毛な時期を過ごしたかのように見える。
その辛苦の殆どは前回のことで吹き飛んでしまった。
残ったのは……
今までの酷い状態の僕の傍で、決して離れていかず、ただ静かに寄り添い、見守ってくれてきた君への感謝だ。
見失っていた本当にかけがいのないものは何かに気付くために、この長い時間を過ごしてきたのだと思う。
ただ静かにひたすら寄り添ってくれた君の存在、僕が自分の世界にとらわれている間も、知らない間に僕の凍りきった魂を温め、癒し、快方へと導いてくれていたんだと、思い起こすせば起こすほど、つくづく思う。
傍にいてくれて本当にありがとう!!!
この感謝の気持ち、毎日、君に捧げていく。
ようやく、少しずつ外の世界と接触し、向き合うことが出来る自信が出てきた。
今度は、僕の番だよ。
いつまでも……