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閉じこもった僕が唯一、安心、安定するのは、眠り無意識になった状態か、夢を見ていて、外界と別世界に行っている一時だ。
その間は、覚醒している時に意識される負の様々な感情から唯一、解放される。
このままずっと眠り続けていることができればいいのに……
眠りに落ちる寸前にいつも心底願う。
しかし、目覚めとともに現実世界に引き戻された僕は、そんな状況からいち早く逃げるように、また眠りを貪る。
何とかして逃れたい、こんな辛く苦しい状況から……
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もうかなりの月日が経ってしまった。
僕は自分を追い詰め、逃げ、今はその現実との接点すら拒絶し、自分の内なる世界に埋没してしまっている。
眠り、夢、妄想、映像の限られた自分の世界。
唯一、安心、安定出来る内的世界。
それでも、日々、こんな世界に身を置いていることに不安と恐怖が襲ってくる。
生きていて何になるのか、続けていってどうなのか、終わりにしてもいいのではないのだろうか…
何度も問いかけた、この問い。
しかし、答えは出ない。
根源的に。。。




