Suicide wana -Be
生命とは
儚いようで
燃え尽きない
大問:01
「Trival Tweet とは、何か」
「Trival Tweet とは、有害か」
「Trival Tweet とは、有益か」
「Trival Tweet とは、欲望か」
「Trival Tweet とは、?」
「Trival Tweet とは、?」
「Trival Tweet とは、?」
「Trival Tweet とは、?」
「Trival Tweet とは、?」
「Trival Tweet とは、?」
「Trival Tweet とは、?」
「Trival Tweet とは、?」
「Trival Tweet とは、?」
「Trival Tweet とは、?」
「Trival Tweet とは、?」
「Trival Tweet とは、?」「Trival Tweet とは、?」「Trival Tweet とは、?」「Trival Tweet とは、?」「Trival Tweet とは、?」「Trival Tweet とは、?」「Trival Tweet とは、?」「Trival Tweet とは、?」「Trival Tweet とは、?」「Trival Tweet とは、?」「Trival Tweet とは、?」「Trival Tweet とは、?「Trival Tweet とは、?」」「Trival Tweet とは、?」「Trival Tweet とは、?」「Trival Tweet とは、?」」「Trival Tweet とは、?」......
「Trival Tweet とは、悪か?」
否、
「Trival Tweet とは、世界の全てだ」
from: 彼女
私はただの女子高生、所謂JKであり、この学校で1位2位を争う美少女...らしい。
自覚はない。
ある訳ない。
あったら気持ち悪い。
何様なんだよ、私って思う。
誰だよ、私が校内で1位2位を争うレベルの可愛さだ!!とか言ったの。
そうだ、校長だ。
よし、覚えてろ。
私は決して裕福ではない家で育った。
貧乏だったからと言って親は私に厳しかった訳では無い。
私のために献身的に尽くしてくれた。
でも、今はもう居ない。
2人とも病に倒れてしまった。
で、今は裕福な叔父の家で暮らしている。
何も不自由なく、と言ったら嘘になってしまうけどまあ、自由に暮らしてる。
元々貧乏だったから、お金に煩くなってしまったのは少々辛いが...。
とある日、私は面白そうなサイトを見つけた。
その名を“Trival Tweet”。つまらないつぶやきという意味だ。
サイトの内容を詳しく、尚且つ簡潔に言うと。
初っ端からグロい写真が出てきて気がついたらよく分かんないけどどっかの国の兵隊さんの手記がでてきて、よくわからん絵がでて、変なグラフや彫刻が出てきたりするようなとんでもなくヤバイサイトだった。
でも、私は何故かこれを“面白い”と感じた。
自分でも本当によく分かんないけど兎に角面白いと感じたのだった。
...時々、R18な動画が出てくるのは流石に引いたが...。←私女だしね。
そして、さっきの兵隊さんの手記を読んでいるうちにクラスメートの1人の顔が浮かんだ。
何ていう名前だっけ?......陰キャになってるつもりなんだろうけどかなり浮いてる彼の顔は思い浮かぶんだけど名前が出てこない。
こういうのって、あるよねぇ〜〜。
そう、手記を読んでいたら何故か彼の顔が思い浮かんできた。
別に彼に恋してるわけでもないし、彼に今すぐ会いたかったわけでもなく、手記に書いてあることを彼も書きそうだったから、本当にそれだけなのだ。
それだけでも充分、彼に対して興味が湧いてきた。
こんなクッソつまらないような鬱になりそうな文章を書けそうな奴がクラスメートにいたことがめちゃくちゃ嬉しかった。
翌日、早速コンタクトしてみた。
ちょっwおまっwwマジかよw
やったよ、連絡先ゲットしちゃったよ...!これでいつでも彼にちょっかいが出せるようになった...!
...勿論冗談。というか想定外だった。
彼がすんなり連絡先をくれたのが誤算だった。
もっと渋るかなぁ、と思ったんだけれども。
まあ、いいや。取り敢えず、彼へのメッセージを考えることにした。
例のサイトのリンクだけでも送っとけばいいかな?とか思ったけど、流石にそれだとかわいそうな気がした。
...よし、こんなもんかな?
一応、出来た。
私は躊躇せず『送信』を押した。
さてさて、彼はあのサイトを見てどのような反応をするのだろう。
自分の同族みたいなのの文章を見て共感するのだろうか?
同情するのだろうか?
あぁ、楽しみで仕方ない。
SNSのプロフィールには書いてないが、私の趣味の一つはズバリ、
人間観察である。
人の一挙手一投足を観察すると面白いよ?
その人の性格、癖、今の精神状態、健康状態全てがわかる。
そう、そんな中で私が唯一、観察してもよくわからなかった人物がいる。
それが、彼......うん、まだ名前が思い出せない。
そう言えば、趣味はポーカーとか言ってたっけ?今度勝負でも挑んでみようかな?
おや、こっちじゃないよ。君が行くべき場所はあっち。
おーい、〇〇。聞いてるのか?
早くあっちに行け。じゃないと、
戻れなくなるぞ。
ん?あぁ、寝てたみたいだ。どうも最近疲れているみたいで寝転ぶとすぐ寝てしまう。
彼からの返信が目に付いた。
内容は......
『意味わからん』
思わず笑ってしまった。
なんせ私が抱いた感情と全く同じだったからね。
というか、意味がわかる人なんているのだろうか?
いたら是非とも私にわかるように説明してもらいたい。
そもそも、何処か名前すら知らない国で起きた内戦なんて知ってるわけがない。
ましてや、ニュースにすらなってないような内戦だ。知ってる方がおかしい。
テレビ局や新聞社などのマスメディアは利益になるものしか記事にしない。
だから、皆見て見ぬふりをしている。
彼らの助けを求める叫びを聞こえないふりをしている。
別にそれが悪いとか言うつもりは毛頭ない。だって知らないというのは事実なのだから。
知らない事を咎められてもそんなもの知らないものは知らないのだ。どうする事も出来やしない。
そもそも、被害に逢った人たちに「可愛そうだ」と同情し、色々沢山支援物資という名目で要らなくなったものを送りつけまくってそれで満足している奴がいる時点で気に食わない。
それはただの偽善行為だとなぜ気づかないのだろうか?馬鹿なのか?きっと馬鹿なのだろう。
こんなことを平然と言えてしまう私くらいには馬鹿なのだろう。
過激な活動をするような動物愛護団モドキが動物殺しを抗議しているのにも関わらず、毎朝食卓の肉を食べていることに気付こうとしないくらいに。
この国の政治を変えるとか公約に堂々と書いてた割には政治資金を我が物顔して不正利用しまくった挙句、バレてから必死に誤魔化そうとして辞任するような政治家ぐらいに。
馬鹿ばっかりだ。呆れてものも言えない。
そう思うと、全てがバカバカしくなってきた。
兵隊さんが書いたあの手記でも読もうと思った。
彼の書いた文章は決して検閲され、美化されたものではなく。
その場所のありのままの光景が、惨劇が、悲鳴が書かれている。
そう言ったありのままの文章を読まないと今夜は眠れない気がした。
『そうか、ならば死ね。
誰もお前が死んでも気にしない。
お前を知っているのはこの世界でほんの一部の人間だけだ。
だから、ゆるりと死ぬがよい』
隊長は冷徹な目をして俺にそう言ったのだった。