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キラーB  作者: 獅子奉篁
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キラーB 8

目が痛くなるような趣味の悪い色の内装に、でかすぎるシャンデリア。

壁に接して大きなダブルベッドが置かれ、そこにオブジェのように死体が横たわっている。


堀田は鼻と口を片手で押さえながら、慎重にベッドへと近づいた。


男は、仰向けに倒れていた。


両目は大きく見開かれ、口も開いたままだった。

その口からは舌が出ており、男が苦しみながら死んでいったと想像できた。


さらに、男の顔も身に着けているガウンも、玄関から続いているものと同一と思われる液体でべっとりと覆われていた。

見ると、液体の跡は、床に敷かれた絨毯の上からベッドの側面を上り、ベッドの上へと続いていた。


まるで、水から這い上がった得体の知れぬ何かが、男を殺すために這いずって来たかのようだった。

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