表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キラーB  作者: 獅子奉篁
59/341

58

早坂はもはや、言葉を返すどころか、指一本動かすことも出来ない。


頭の上方から、生臭い臭いがした。

倒れている早坂の頭が、わずかに床から持ち上げられた。

その後、早坂の頭部が何かに覆われてゆく。


「まさか・・・・・・?俺を喰うつもりか!」


蛇は獲物を殺してから呑み込むんじゃないのか?

俺はまだ生きている!


すでに、頭は蛇の体内だった。

そのまま、肩口も呑み込まれてゆく。


しかし、自分ではどうすることも出来ない。

その状態でもなお、ガラガラヘビは足や腕に咬みついてきた。


激烈な痛みと、呼吸が出来ない苦しさが早坂を襲う。


不意に、巨大な蛇に呑み込まれようとする自分の体を、自分自身が外から眺めている映像が頭に浮かんだ。


大蛇は有り得ない程に巨大な口を広げ、倒れたまま動かない早坂の体をゆっくりと呑み込んでいく。


やがて、意識が無くなった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ