表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キラーB  作者: 獅子奉篁
40/341

39

都心からさほど離れていないにもかかわらず、閑静な住宅街。

その一角に、白亜の豪邸がそびえ立っている。


うだるような暑さの昼下がり。

いかにも値が張りそうなロッキングチェアに、一人の男が背をもたれている。

くつろいだ男が見つめる先には、やり過ぎともいえる程に手を入れられた庭があり、チェアーのすぐ横にある背の低いガラス製のテーブルには、ワインの入ったボトルとグラスが置かれてあった。


年の頃は50前後。

大柄のがっしりとした体。鼻の下には口髭をたくわえ、薄くなった頭部に眼光鋭い目。

派手なガウンを羽織ったその姿は、ワンマン社長といったイメージがぴったりとくる。


突如、「バサッ」という聞きなれぬ音がして、男はそちらに顔を向けた。

真昼間からほろ酔い気分に浸っていた男は、手にした赤い液体の入ったグラスを落とさんばかりに驚いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ