表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キラーB  作者: 獅子奉篁
337/341

337

「あの時は大変だったね。

毒蛇がすぐ側にいて、あんたは人質のようなもんだった」



「あかりさんは、蛇に私を襲わせるつもりは無かったと思います。

だから、そんなに怖くはなかったです」



ああ、そうだった。

安永あかりは、決してこの娘を傷つけはしなかっただろう。



あの時、俺は安永あかりを止めることが出来た。

安永あかりが念を送るのを強引にでも止めていれば、玉川は死なずに済んだに違いない。



だが、そうはしなかった。



万が一、毒蛇が里奈に咬みつくのを恐れたのか?

安永あかりに挑みかかるのが怖かったのか?

あるいは、玉川のような男は死んで当然と思ったのか?

それとも、安永あかりに同情し、復讐を遂げさせてやろうと思ったのか?



一瞬のうちに、いろいろな考えが頭に浮かんだが、それを止めた。



堀田は一転して和らいだ表情を浮かべ、里奈を見た。



「今日来たのは、あんたに見てもらいたいものがあったからなんだ」



堀田は持参した大きな包みを開けた。

布を外すと、中から大きなキャンバスが現れた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ