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キラーB  作者: 獅子奉篁
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この玉川を嗅ぎまわっている者がいた。

啓示社の記者兼ライターの徳丸祐二である。


啓示社は小さな出版社で、ゴシップ記事をネタにした大衆誌がメインである。だが、昨今の出版不況で経営は苦しくなっていた。


そんな中、社長の飯田は、玉川を取材していく方針を決めた。

だが、それは危険な賭けでもあった。


玉川の取材を命じられた徳丸は現在42歳で独身。

日焼けした顔にがっちりとした体形。

背広はよれよれで、ほとんど手を入れてないと思われる髪はぼさぼさに伸びている。


かつては独自のUMA(未確認動物)企画などで、名を知られた徳丸であったが、ここのところ書いたものはさっぱりで、たまに風俗関係の記事が採用される以外、書いたもののほとんどがボツになっていた。

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