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キラーB  作者: 獅子奉篁
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312

「生きたまま食べられる・・・・・・」



里奈の顔が引きつっていた。



「全裸の女が熊に食べられているという目撃情報はそれか。

まさか、本当に起きていたとは」



堀田が静かに言った。



「あの女を殺すのにヒグマを選んだのは、ヒグマが生きたまま獲物を喰う習性があるのを知っていたからよ。

これでもかと思うぐらい苦しめてから殺してやろうと思った。

その通り、苦しみながら死んだわ。

その場には、稀崎映美の残骸が残った。

ヒグマはすでに消えていた。

私はもう1枚のキャンバスから、別の動物を抜け出させた。

それは、大きなワニだった。イリエワニというらしいわね。

映美の死体は、そのワニに食べさせた」



「池に引きずり込んだ跡があったのは、そのためか」



堀田の言葉に、安永あかりはうなずいた。



「あの女の骨や肉の欠片さえも残さずに、この世から消し去りたかった」



安永あかりは唇を噛んだ。

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