表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キラーB  作者: 獅子奉篁
30/341

キラーB 29

第2章

玉川勝正。


一代でIT企業を興し、成功を収めると、すぐさま他業種に進出。

新規で会社を立ち上げるのではなく、かき集めた資金を使い、強引ともいえるやり方で企業を買収。

その後は無謀とも思えるダンピングで競合他社をことごとく叩き潰す。


玉川が進出した業界は、焼け野原になると恐れられている。

この手法で多くの会社を傘下に収め、巨大なグループ企業を作り上げた。


玉川は広告代理店をはじめ、テレビ、新聞といった大手マスコミをほぼ押さえていた。

テレビ局も広告代理店に圧力をかけられれば、折れざるを得ない。

結果として、彼が裏でどんな悪事を重ねようと、それが表沙汰になることはほぼ無く、逆にマスコミからは次代のカリスマとして祀り上げられていた。


新聞やテレビだけではない。

出版社でさえも、彼に逆らうことは出来なかった。

もし玉川について悪意のある記事を書くようなことがあれば、露骨な嫌がらせを受けた。

不法に入国した外国人を使った脅しもあり、実際、社員や役員が怪我をさせられたこともあった。

さらには、些細なことで難癖をつけられて裁判沙汰になり、資金繰りが出来なくなって潰れた会社も1つや2つではなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ