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キラーB  作者: 獅子奉篁
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それどころか、今度は鼻が塞がれた。

これまでに感じたことの無い、強烈な臭気が鼻腔の奥を刺激した。

吐き気を感じ、反射的に口を開けた。

すでに、愛人の1人とディナーで食べた残骸が、胃の中から喉の奥まで逆流してきている。


「オエッ」とそれを吐き出そうとした。

だが、出来なかった。


口を開けると同時に、外部から何かが差し込まれたのだ。

それは、口の大きさいっぱいの太さを持っていた。

ぬるぬるとしたそれは、口の中をいっぱいに満たし、喉の奥の逆流物を押し返した。

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