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キラーB  作者: 獅子奉篁
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監禁事件以降、ずっと姿を隠していたモデルの稀崎映美。

彼女は玉川と並んで登場すると、いくつものマイクがセットされたテーブルの前に腰を下ろした。



髪はアップにセットされ、肌艶も良く輝いて見えた。

少し前に事件に巻き込まれ、心身ともに酷く傷ついているようには、まるで見えなかった。



「そんな馬鹿な。

いくらテレビや映画に出れるからって、彼女がそんなことをしていただななんて」



白井は取り乱した。



「映美はターゲットとなる人物を定めると誘い出し、飲み物に睡眠薬を入れて眠らせる。

眠らされた女性は山の中に連れ去られ、男どもの餌食にされる」



「それは事実なんですか?」



白井が尋ねた。



「ええ、そうよ。

私は映美から直接聞いたわ」



画面を見つめる安永あかりの瞳から涙がこぼれた。

それは悔し涙に見えた。

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