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キラーB  作者: 獅子奉篁
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「不思議に思っていたんですが」



堀田が苦しそうに口を開いた。



「副総監は、どうして絵を描いている人物が人を殺しているなんてお考えになられんたんです?

普通、そんな発想には至らないと思いますが」



堀田の言葉に杉尾は下を向いたまま、



「見たんだよ」



ぽつりと言った。



「何をですか?」



「絵の中の蛇が、絵から抜け出て人を殺すところを。

俺は、その動画を見せられたんだ」



「見せられたとおっしゃいましたが、誰に見せられたんですか?」



「玉川だ」



「玉川勝正・・・・・・」



「もちろん、そんなもの信じられなかった。

トリックか作られた映像かと思ったが、違うという。

実際、絵から抜け出た蛇に咬まれ、その場に居た者は次々と殺された。

それを見ていたから、玉川は一連の事件も同じ手口ではないかと私に」



杉尾が話している途中で、アトリエに大きな衝撃音が響いた。

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