表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キラーB  作者: 獅子奉篁
235/341

235

「人をこの世から消す、その点においては、私も殺された男と変わらないのかもしれない」



不意に、玉川が言った。

言葉とは裏腹に、ぎらついた顔をしている。



「そんなことはありません。玉川社長は崇高な理想のために生きていらっしゃるのですから。

ちっぽけな復讐心から人殺しをするチンピラとは違いますよ」



「崇高な理想ですか。

たしかに、私は理想を持っている。だが、その理想のために働くと、ストレスもたまる。

それを解消しなければ前には進めない。そのためには、哀れな羊たちに犠牲になってもらわねばなりません。

しかし、それは当然のことです」



「私も尽力いたしますよ」



杉尾は嬉しそうな笑みを浮かべた。



部屋のドアがノックされた。

玉川が返事をすると、先程杉尾を案内した女が入ってきた。

すると、それが合図のように杉尾が立ち上がった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ