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キラーB  作者: 獅子奉篁
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キラーB 20

「あの一帯はまだ立ち入り禁止になっています。

猟銃かライフルを持つ者が同伴しない限り、警察関係者でも入れません。

でも、相当念入りに調べはしています」


「あれから目撃情報はあったのか?」


「まったく無いと聞いてます。

誰かが熊に襲わせて、その熊を回収して車で立ち去ったんですかね」


「そもそも、本当に熊なんか出たのか?」


「目撃者はそう言ってます。

悲鳴を聞いて林の中に駆けつけてみたら、熊が女性を襲っていて、内臓から食べていたと。

女性は全裸で、男が目撃した時には、まだ生きていたそうです」


「とても信じられんな」


堀田は呆れたように言い、窓ガラスの外に顔を向けた。

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