表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キラーB  作者: 獅子奉篁
185/341

184

男はようやく周りのおかしな雰囲気に気づくと、すぐさまキャンバスを閉じ、慌てて鞄に詰めた。

そのまま立ち上がり、その場を去ろうとしたが、周りを人が取り囲んでいるせいで、思うように動けない。



「今のはどんな手品ですか?」



人だかりの中から年配の女性が声を上げた。

他の者たちも一様に男を見ている。

男は困惑した表情を浮かべていた。



「こっちです」



不意に声がした。



男が顔を向けると、人だかりの中から里奈が小さな手を男に向かって伸ばしていた。

男がその手をつかむと、里奈は強く引いて走り出した。

男もつられて大きな鞄を抱えたまま、里奈についていった。



2人は人だかりから抜け出すと、一緒に駆けだした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ